10月7日、揖斐川へブッコミ釣りをしようと足を運んだ。シンプルな釣り方ながら、多数のセイゴをキャッチした釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・古川竜也)
木曽三川とは
木曽三川は中部地方を流れる、長良川、揖斐川、木曽川の3つの一級河川の総称である。この3つの一級河川にはもちろん様々な魚が生息しており、釣りによって狙うことも可能だ(それぞれの場所の漁業協同組合から遊漁券を必ず購入してから釣りをすること)。
ターゲット
この3つの河川は、上流部ではアマゴやイワナといった渓流魚から、フナやコイなどの一般的な淡水魚、下流部ではスズキやクロダイといった海水魚も遡上してくるため、釣りで狙うことが可能である。ただし、揖斐川、木曽川と比較して長良川は河口部に河口堰があるため、海から魚が遡上してくる数は少ない。
狙い方
基本的にこれらの河川は流れが強いため、エサで狙う場合はブッコミ釣りが主流である。エサは狙うターゲットによって使い分けるが、基本的にはミミズまたはアオイソメが多用される。
ブッコミ釣りの魅力
ブッコミ釣りの魅力といえば、なんといっても手軽さだろう。仕掛け自体が単純で、投げることさえマスターできれば誰でも待つだけで大物が釣れる。車が横付けできるポイントでは、冬の寒い時期でも車の中でじっくりとアタリを待つことができるため、とても人気のある釣りである。
揖斐川でブッコミ釣り
今回ブッコミ釣りの実釣フィールドに選んだのは揖斐川だ。
ポイント
今回は、河口部から約20kmのポイントでサオを出した。揖斐川は河口堰がないため、スズキやウナギも簡単に遡上してくる。
タックル&エサ
3mの投げザオにナイロン5号を巻いた3000番のスピニングリールのタックルを3セット用意した。エサは、今回はスズキ狙いであるため、釣具店でアオイソメを2杯購入して釣行した。
40cm級セイゴを連打
20時の満潮前後の流れの変化を狙って釣り場へ向かった。現地に18時ごろに到着し、道具を準備してエサを付けて投入。すると早速アタリが。上げてくると小さなセイゴ。サイズは小さいが、魚からの反応があり、嬉しい。
エサを再度付け直して投入すると、またすぐにアタリが出る。なかなかの引きを楽しませてくれたのは40cmのセイゴであった。この後も20時前までに40cm級のセイゴを数匹追加した。
20時を過ぎると、満潮の影響で川の流れがなくなった。するとアタリも全くなくなってしまった。そこからの上潮に期待して、こまめにエサを付け直して投入するも反応がなく、納竿とした。