天海
三重県・尾鷲市の九鬼(くき)にある海上釣り堀・天海。JR紀勢本線・九鬼駅の近く(線路沿い)に受付事務所があり、同店へ訪れると、いつも笑顔で船長&おかみさんが元気に出迎えてくれる。
放流魚はマダイ、マハタ、シマアジ、大型青物のワラサなどをメインに、時には船長の計らいで天然イシダイや巨大なブリをイケス内へ入れてくれるサービスもある。
また、九鬼の湾内は海水が非常にきれいで、急深となっている場所ながらも、底まで見えそうなぐらいに透き通っており、周りが山で囲まれていることもあって、まさに大自然の中という感じなので、ロケーション抜群で釣りが楽しめるのも同釣り堀の魅力の1つとなっている。釣行の際は事前の問い合わせ、またはHPにて営業日の確認を。
大和丸
三重県・南伊勢町古和浦の釣り堀・大和丸は、風光明媚で波静かな湾内に浮かぶイケスで、思い切り大物の引きを味わえる釣り堀だ。
大和丸の特徴は、なんといっても放流されている魚種。マダイやシマアジ、カンパチ、ワラサなどに加え、定置網など獲れた天然魚を放流している。
季節ごとの漁獲によって魚種は変わるが、天然の大ヒラメやシオ、ウスバハギ、イシダイ、イシガキダイなど、通常の釣り堀ではまず入っていない魚を狙うことができるのだ
これらの魚に魅せられて通い詰める常連さんは多い。釣った魚は1匹1匹丁寧に絞めてくれるので、鮮度抜群で持ち帰ることができる。
内瀬釣りセンター
三重県・南伊勢町内瀬にある内瀬釣りセンターの釣り堀は、渡船で桟橋から3分ほどの近距離にあり、内湾のため穏やかな海上で楽しめる。
釣りイケスは2基で、放流魚種はマダイ、ワラサ、カンパチ、シマアジ、イサキのほか冬にはマハタやヒラメ、イサキ、時期によってはグレ、スズキなどが放流されることもある。
ハルキチ屋
三重県・南伊勢町迫間浦にある桟橋続きの海上釣り堀・ハルキチ屋はこのエリアでも老舗の釣り堀だ。設置されているイケスは3基だが、通常稼働しているのは手前の2基。
放流魚種は9月末現在で、マダイはもちろんワラサ、カンパチなどの青物に加え、シマアジ、イサキなど。特にイサキはマダイよりも大きな40cmオーバーの特大級が入っており、引きも味も抜群。マダイは通常の1kg前後のキロダイと、2kgクラスの大ダイの2種が放流されている。
桟橋続きの釣り場なので、車に忘れ物をしてもすぐに取りに戻れるので安心。受付は水上ハウスになっていて、雨が降ってもすぐに雨宿りができる。さらに釣った魚はウロコ取りとハラワタ出しを無料でしてくれるので、帰宅してからの処理が非常に楽だ。ただし、大漁のときは皆で処理を手伝えば、その分早く終わるのでぜひ協力を。
今季は台風10号が通過した後、異常な高水温のため釣果としてはイマイチな状況が続いていたが、9月下旬になってようやく水温も落ち着き始め、魚たちの活性も上昇中。2代目主人の井村勤さんによると、「ここのところようやく魚の食いが上向いてきました」とのことで、今後はいずれの魚種も好釣果が期待できそうだ。
佐助屋
三重県・南伊勢町迫間浦、国道260号線を走っていると、分かりやすい「佐助屋」の看板が見えてくる。釣り公園・佐助屋は、巨大メガフロートを舞台にした稀有(けう)な釣り堀だ。
放流魚種はマダイ、ワラサ、シマアジ、マハタなどだが、なんといっても特筆すべきは佐助屋名物のメガ大ダイ。70cmオーバー5kgクラスの船釣りでもなかなかお目にかかれないサイズのマダイが放流されているのだ。
通常のイケスでの釣りとは違い、入江を網で仕切ったオープンエリアでの釣りなので、底網で根掛かりする心配もなし。ウキフカセのようにエサをはわせたりすることも可能だ。
釣り堀エリアは、桟橋からとメガフロート内向きからの釣りになる。ワラサやメガ大ダイのヒットに備えて、リールのドラグ調整は万全で臨みたい。フロートの外向きはサビキ釣りやフカセ釣り、ルアーフィッシングが楽しめる釣り施設になっている。
またメガフロート上にはバーベキュー設備も完備。釣りだけでなく、アウトドアも楽しめるようになっている。この秋、釣り公園・佐助屋で大物とのファイト&アウトドアを満喫してみてはいかが。