フライの「難しい、高い」を「知る、工夫する」で解消しましょう。ミステリー小説家でもある筆者が解き明かすフライの謎と秘訣。今回は、アワセ切れから手を切るための「クリンチノット」と「パロマーノット」を紹介。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・浅暮三文)
パロマー・ノットも憶えて損なし
力を受け流すことでアワセ切れを防ぐノットがある一方、強い結束力に頼るパロマー・ノットをおさらいしておきましょう。結び方は図の通り。ティペットの最後がU字となり、それがハリ穴の後やフライのヘッド部分に留まるので結びの強さではピカイチです。ハリ穴にティペットを二度通すのが老眼の私には厄介ですが、憶えていて損はないノットです。私もインプルーブド・クリンチノットとこちらを多用しています。
アワセ切れから、さよならするには、次回文も含めても、どれかもうひとつのノットを憶えればよし。適宜、ティペットをチェックするのはお約束ですが。
<浅暮三文/TSURINEWS・WEBライター>