ライトゲームに重装備は不要だが、押さえておきたいのがファッションと釣行アイテム。実は釣具と同じくらい、いやそれ以上に大切なポイントかも?
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)
ズボンはジーパンで固定
筆者の場合、下はジーパンで年中固定し冬には下穿きを重ねて、同じ一本のジーパンで通す。暑い夏も、短パンに履き替えたりはしない。これには理由がある。
まず素材だ。チノパンやその他の軽いパンツをはいていると、釣り場でテトラなどに擦ったときに破れやすい。その点、ジーパンの生地は強い。
また、ジーパンの表面は、ライトゲームに使用する軽いハリくらいは、誤って引っかからないように弾いてくれる感じがする。穿き込むごとに色落ちしていくのも面白い。「釣りに使っている」という雰囲気が染み込む。
ベルトループにつけるアイテム
ジーパンのベルトループに下げるのは、フィッシュグリップだ。私の場合、ライトゲームではこれだけ。と言いながら、超重要アイテムであるにもかかわらず、つい取り付けるのを忘れてしまうことがある。
出かける前に、必ず腰元を触るクセをつけよう。フィッシュグリップを忘れると、釣り場で結構困ってしまう。これで魚がつかめることで手返しがよくなるし、手ににおいもつかない、マストなアイテムなのだ。
バッグは7Lで十分
ライトゲームのバッグに収納するのは、ワームケース、ジグヘッドケース、リール、プライヤー、お茶くらいのものだろう。ラインカッターはバッグの外の留め具に適当に取り付けるとして、バッグはあまり大きくなくてもOK。7Lクラスで十分だ。
私が使用しているバッグは、ショルダータイプにも、ウェストバッグタイプにもなる2wayだ。テトラ帯ではゆらゆら揺れると邪魔になり、安全に関わるので、ウェストタイプにして腰に巻きつける。このように使用時の使い分けができると便利だ。
日焼け防止にアームカバー
夏。女性や日焼けを避けたいアングラーには「冷感アームカバー」をおすすめする。独特の着圧感はあるが、風が吹くと涼しい。夜中は取り外せばOKだろう。夏でも長袖で釣行すると、蚊に刺されにくくて助かる。
そして人間、暑さには耐えられるが、寒いと生死に関わる…。夏のライトゲームで「死ぬ」とまで言うと大仰だが、これはオールシーズンの釣り全般に通じることだ。夏でも夜になるとグッと冷える地域もある。汗をかいた身体が急に肌寒くなると、「ちょっと続けてられないな」という気分になることもあるだろう。
寒くなったら防風ウェアを
秋は防風ウェアを上に重ねる。9~10月にかけて、季節が深まるごとに、特に夜は急に寒くなることがあるので、分厚いネルシャツか、軽量のインナーダウンを持っていくと重宝する。
これは冬の釣りでも同様。ダウンジャケットと防風機能のついたナイロンパンツの予備はマスト。
前述した通り、暑くても死なないが、寒いと最悪…本当にそうなのだ。
ハイソックスを推奨
夏から秋、まだ暑い時期もハイソックスがおすすめ。理由は「蚊対策」。特に足首は蚊が集中攻撃してくるところ。刺されて痒くて仕方ないときがある。
私は以前、うっかり夏にアンクルソックスで釣行してしまったことがある。蚊の軍勢の攻撃を浴び、一週間ほど痒みが止まらず掻き続けてできたシミが、一年間消えなかったことも…。
靴は、スニーカーかゴム底靴、サンダルは推奨しない。平坦な波止でも、もしものことが考えられる。しっかりと地面にグリップする、履き慣れたスニーカーをおすすめする。テトラに乗るときには、やはりブーツか、それに近いごついスニーカー。磯ではスパイクが必須だ。