命を守るために釣りのジャンルに関わらず必携なのがライフジャケット、救命具だ。今回は釣りシーンに合わせた救命具の選び方を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)
首掛けタイプ
首掛けタイプは肩掛けタイプとも呼ばれ、浮力体となる浮き輪部分を収納した部分をちょうど襟巻きのように装着します。この際、別に付いているベルトで背中に通して固定することで、落水時に身体がすっぽ抜けるのを防止します。
装着する面積が小さいので、固定式のベストに比べると軽量でかさばりにくく、非常に動きやすいのが特徴です。船釣りでの使用をメインに身近な波止釣り、筏・カセの釣りなどにも多用されています。
腰巻きタイプ
首掛けタイプと同様に、仕込んだボンベから浮力体へ空気を送ることで浮力体が膨らんで浮き輪となる救命具です。浮力体、ボンベともにウェストポーチのような小型軽量タイプのため、首掛けタイプよりもさらに快適に釣りができます。
しかし、このタイプの救命具では海水浴などで使用する浮き輪と同じように、胴の回りを浮力体が囲むように膨らんで浮きます。気を付けたいのは膨らんだタイミングで頭が水中に、足が水面より上になる逆立ち状態になってしまった時です。落ち着いていれば、何とかできるかもしれませんが、落水時のパニック状態の中では逆に溺れてしまうという指摘もされています。
用途に合わせよう
ここまで、釣りに使用されている主流の救命具を紹介してきました。釣りをするうえで重要なアイテムである救命具はまず「桜マーク」付きであること、そしてできれば「TYPE・A」がオススメであること。その上で、用途に合わせた形状を選ぶことをオススメします。
<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>