魚種、魚影が豊富な御前崎沖は、タイラバやSLJがおもしろいフィールドだ。8月18日、静岡県御前崎港の波丸に乗り、夏のライトゲームの様子を取材した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部・五井貴矢)
オオモンハタ50cm級が登場
引き続き、タイラバで攻めていると、開口一番に良型のアヤメカサゴを上げた橋本君に、当日一番の大物がヒット。時折スプールを逆転させつつ浮上したのは、50cm近い見事なオオモンハタ。ロックフィッシュハンター憧れのナイスフィッシュだ。
良型アカハタが顔見せ
このあとも、型の良いアカハタが立て続けに上がった。なかでも、山崎君、藤川莉輝君は、獅子奮迅の釣りっぷりで、二人ともタイラバは初めてなのだが、センス抜群でヒットを連発している。
エサラバで連発劇
一方で、なかなかヒットを得られない子たちもおり、苦戦していた。
ここで、船から秘密兵器が支給される。それは、新鮮なカツオのハラモ。伊村船長が、ツテでゲットしてきたものなのだが、刺身でいけそうなほど新鮮そのもので、脂の乗りも抜群。魚にあげるくらいなら、私がつまみたいほどだ。
このハラモを幅1.5cm、長さ15cmほどに切り、釣果の振るわない子たちのタイラバにセットする。いわゆるエサラバ作戦だ。はたしてその効果はいかに。
すると、待つ間もなく各メンバーのロッドにアタリが来て、立派なサイズのアカハタやアヤメカサゴの連発となった。
潮も風も止まってしまい、なかなか厳しい条件だったが、秘密兵器のおかげでメンバー全員多くの魚の引きを味わい、沖上りを迎えることができた。