9月9日、ライトなタックルで気軽に楽しめる釣りとして全国にブームが広がっているSLJゲームを行いに、相模湾へ出かけた。極細PEラインと専用フックを駆使して、11魚種の釣果となった釣行模様をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
SLJ専用フックでロックゲーム
サバばかり続いても飽きてしまうのも事実。大きな根が点在するポイントへ移動しロックフィッシュ狙い。「水深15m、根がキツイから根掛かり注意してフックはフロントだけにするといいよ」とキャプテン。
根がきつく、根ズレも心配される釣り場なので、諸井さんは細イトの弱点を補うようにリーダーにひと工夫。2mほどの12lbリーダーの先にさらに16lbのリーダーを50cmほど直結。オオモンハタやカサゴをキャッチ。
フック選びで根掛かり多発エリアの攻略が光ったのが佐藤さん。
「アバニ オーシャンワークスSLJ リトルモンスター」
「アバニ オーシャンワークスSLJ ベアクロー」
どちらも【細軸・ワイドゲイプ・ストレートポイント】が特徴のSLJ専用フック。
「根掛かりを外す時にハリが曲がって回収できる絶妙の焼き処理をしているので、回収しやすくなっています」とのこと。実際、曲がって戻ってきたフックを再度プライヤーで調整し、魚を掛けた。(根掛かりを外す際はロッド破損やけがに注意)
何度か流し直すと、諸井さんと佐藤さんがアカハタのダブルヒット。
そして新井さんにはキタマクラ…(笑)「狙って釣るのはアカハタよりも難しいから」とキャプテン。そのほかエソなども釣れた。数や魚種以上に盛り上がれるのがこの釣りの楽しいところだ。
小型の根魚はすべてエア抜きなどを施し海面から泳いでいくことを見届けてリリースした。
アジ、ホウボウにレア魚も登場!
「ホウボウとか釣れるといいなあ、ヒラメやマゴチも釣れたら最高なんだけど…」という3人のリクエストに応え、また砂地の釣り場へ移動。ここでもサバが元気に竿を曲げるなか、キャプテンが「サバじゃないぞ」とアジ(丸アジ)をキャッチ。サバに比べて口切れしやすいのでスリリング。
そして、サバも元気で、ついには佐藤さんのジグのフロントとリアそれぞれのフックにヒット。細く強靭なラインとフックがあればこそ自信をもって抜き上げることができる。
諸井さんにもサバとは異なる引きでホウボウ。求めていた魚のヒットに船上が湧く。こちらもオールシーズン狙える同海域でのSLJ定番ターゲット。