8月8日、釣り友のプレジャーボートに乗って三重県揖斐川へウナギ釣りに向かった。私と妻で貴重なウナギを2匹キャッチし、満足の釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・石川友久)
揖斐川でウナギ狙い
釣り友のプレジャーボートに乗り、三重県揖斐川へ夜のウナギ釣りへ。今回、一緒に釣りをするメンバーは、急きょの乗船を快諾してくれた加藤丈夫船長、いろいろな釣りに精通した河端さん、いつも真摯(しんし)に釣りに向き合う河端さんの釣友・野崎さん、私の妻・真理子と私を加えて計5人だ。
揖斐川の状況
今回のウナギ釣りのポイントは揖斐川だが、河口に近いため潮の影響を受ける。干潮から満潮時への上げ潮時は海から川へ潮が流れ、満潮から干潮への下げ潮時は川から海へ流れる。この流れの変化により、アンカーで固定している船の向きが変わる。
満潮時および干潮時の潮止まりは活性が低いようで、この日の潮(名古屋港)は長潮で、満潮が午後8時56分。現在は上げ潮で、海から川へ潮が流れている状況だ。
ウナギ釣りの船団も
この日に使用したエサはカメジャコで、フィッシング遊・四日市店で購入。加藤丈夫船長の船を係留している亀崎(みえ川越IC周辺)に到着すると、加藤船長が私たちの到着を待っていた。
早速の荷物を積み込み、ポイントへ向けて午後5時40分に出船。約30分の航行で、揖斐川の国道23線と国道1号線の中間地点ぐらいから三重県側に向かうと、すでに多くの船が固定して釣り始めていた。
ほとんどの船は周辺に集まり、20隻ぐらいの船団を形成しているようで、前日にこの周辺で釣れたという情報に集まったとのこと。私たちもここで釣りたかったが、すでにポイントへ入っている船が優先となるため、周辺の隅に船を固定して釣ることになった。
周囲の船ではウナギが上がっているようだが、頻繁に上がっているという状況ではなく、時々外道のアカエイが上がっているのが見えた。
アカエイがヒット
私たちは午後6時10分に到着して開始。ポイントでは常に風が吹いていて暑さを感じず、蚊の羽音もなく快適で、岸では投げザオが多数立っているのが見える。
最初は私で、仕掛けを投入して20分ぐらいでピクピクという小さなアタリ。即アワセはせずに大きく引き込まれるのを待ち、強い引きと同時にアワセを入れてファイトに持ち込む。ウナギかもしれないとワクワクしながら上げてみると、15cmぐらいのアカエイだ。
アカエイの口元にハリが刺さっていたため、アカエイの尾に注意しながらハリを外してリリースした。その後しばらくアタリがなかったため、国道23号線の橋脚周りに移動した。
本命ウナギがヒット
国道23号線の橋脚周りにポイントを変えた1投目の午後7時30分ごろ、かすかな引きを感じて大きく引き込まれるのを待ったが、引き込まれないので1分ぐらい待ってから大きくアワせた。
すると重量感があり、掛かっていることが分かる。先ほどのアカエイと同じ重量感なので、これはたぶんアカエイだなと思いリールを巻いてくると、なんと本命のウナギだ。河端さんがタモですくってくれたのは食べごろサイズで、昨年は釣れなかったので、私なりには達成感が得られた。
妻は特大サイズをゲット!
その後は野崎さんのサオに反応があったがアカエイ。妻のサオにも反応があったが、直前にアカエイを釣っていたため「これはたぶんアカエイやに」と言っていたが、海面で魚影を確認すると、なんと特大サイズのウナギ。この1匹が全員をやる気にさせた。
しかし、上がってくるのはアカエイで後が続かない。河端さんがウナギらしきアタリを感じ、本アタリを待っていたが続かず、エサをかじった痕跡だけだった。
午後8時30分、それまでいた船がポイントから離脱。潮止まりとなり、釣れなくなるため帰港しているようだ。
午後9時30分、海からの流れが止まって川からの流れに変わり始める。加藤船長は他の船が帰港するなか潮止まりから潮が動きだすまで粘ってくれたが、潮が動きだした後もアタリがなかったため10時で納竿とした。