子供と一緒に「貝掘り」&「潮だまり観察」を満喫 浜は生き物パラダイス

子供と一緒に「貝掘り」&「潮だまり観察」を満喫 浜は生き物パラダイス

8月2日、子供たちを連れて向かったのは三重県三重郡川越町の高松海岸。今日は浜辺で貝掘り&潮だまり観察だ。貝にカニに小魚、海辺でたくさんの生き物に出会うことができた。

三重県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・松田久史)

アバター画像 TSURINEWS編集部

ファミリーフィッシング その他

高松海岸の生き物と戯れる

向かったのは三重県三重郡川越町の高松海岸。干潮のタイミングで現地に到着。新しく整備された駐車場のわずかな空きスペースに車を滑り込ませる。ここはトイレと水道が整備されており子供も安心だ。

準備を済ませて堤防に作られた階段を越えて浜辺へ降りる。すでに多くの人々がレジャーを楽しんでいる光景が目に入った。海水浴を楽しむファミリー、潮干狩りに集中する地元の人など、休日ならではの光景が広がっている。空を見上げると、私たちの真上をモーターパラグライダーが高度を上げてゆく。

貝掘りでアサリ&シジミをゲット

早速、私たちも干潟に取り残されている生き物たちを探索だ。まずは「貝掘りしたい!」ということで、砂を掘り始める。しかしなかなか貝が出てこない。どんどん掘り進めると、アサリ、シジミなど小さな貝を少しだけ採ることができた。

子供と一緒に「貝掘り」&「潮だまり観察」を満喫 浜は生き物パラダイス何が見つかるかな(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松田久史)

水を張ったバケツに入れておくと、徐々に足を出しモゾモゾと移動し始めた。子供たちは「こうやって歩くんだー」とびっくりしている。

『潮だまり』で小ガニを大量ゲット!

貝掘りに飽きたので次は潮だまりの中の生き物探索。最初に目についたのはカニだ。大きさもそれなりにあり、人間に気づくと逃げようとするので、すぐ見つけることができた。子供の手でもどうにか捕まえられる逃げ足の持ち主だったので、あっという間にバケツはカニでいっぱいだ。

帰宅後に調べてみると、このカニはヤマトオサガニのようだ。少し離れた場所ではさらに小さくてかわいいカニも捕まえることができた。こちらはコメツキガニ。少し歩くたびにカニが動き、子供たちはそれを追いかけるのに夢中だ。

子供と一緒に「貝掘り」&「潮だまり観察」を満喫 浜は生き物パラダイスゲットした生き物(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松田久史)

ハゼと真剣勝負

きりがないので「次は魚を捕まえようよ」とチラチラと視界に入る小魚をタモで狙ってみる。潮だまりと言っても、完全に孤立した潮だまりは見当たらず、追いかけるものの逃げられてばかり。苦戦の末、どうにかキャッチしたのはハゼだ。

潮だまりの中にはエビもいた。こちらも逃げ足は速いが、子供が懸命にキャッチし、何匹か捕まえることができた。

希少な巻き貝も観察

一番下の子供が疲労を訴え始めたので徐々に岸へ戻り始めると、打ち上げられたかのように巻き貝が浜辺にたくさん落ちている。ヤドカリなのを期待してバケツに入れて観察してみる。しばらくすると動き始めたが、残念ながらヤドカリは入っておらず。 元気な貝たちはバケツの縁に張り付いて素早く登り始めた。

子供と一緒に「貝掘り」&「潮だまり観察」を満喫 浜は生き物パラダイス巻き貝もいっぱい採集(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松田久史)

調べてみるとこの貝はウミニナ類。干潟に生息する貝だが、全国的に減少傾向でレッドリストに掲載されている種もあるようだ。

ここまでで三女が限界を迎え「帰るコール」を発動。水道で道具を洗って帰路についた。さまざまな海の生き物を観察することができ、大満足の子供たちだった。 

<週刊つりニュース中部版 APC・松田久史/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
高松海岸
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年8月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。