アユ釣りと聞くと、高いタックルで釣り方は難しいというイメージを持つ人も多いのでは?今回は、そんなイメージを覆す「水遊び」感覚のアユ釣りを紹介しましょう。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・中西)
いよいよ初めての友釣りスタート
まずは鷲見さんから基本的な釣りのレクチャー。いよいよ難しい指南が始まるかと身構えたのですが、出た指示は「張らず緩めずで泳がせて」というごくごく簡単なもの。こうやって泳がせているだけでも目印が揺れたり、走ったり、サオ先にガツンときたりするアタリが出るのだとか。
指示通りトロ場から瀬にかわるポイントを張らず緩めずでアユを泳がせる乃村さん。「オトリってどこを泳いでるんですか?」、「アタリってわかるもんですか?」と不安そうにしていましたが、すぐに1尾目がヒット。
アユおもしれー!
そして、瀬を下りながら2尾目、3尾目をテンポよくヒットさせます。初アユこそよく分からないままに掛かったようですが、2尾目以降はしっかり目印が走るのをとらえて、「アユおもしれ―」と歓声を上げていました。
この状況を見て、先生役の鷲見さんもサオを出します。鷲見さんもサオはリバーストーン63ですが、仕掛けはメタルラインのオリジナル。瀬の下流にオトリアユを空中輸送し、そこから引き釣りでポイントを引き上げ、瞬く間に1尾目を取り込みます。
ただ、下見に入った昨日の状況に比べてペースは悪いとのこと。あまりペースが上がらないので、ここで下流へ移動することにしました。
ワンポイントアドバイス
引いてやるとアユは抵抗して下を向く。下を向くと尻上がりになり、追われたときに掛けバリに掛かりやすくなる。
オトリのサイズダウンで連発
後半のポイントは、中央が大石の並ぶ浅場となっていて、右岸側は少し水深がある緩い流れ、左岸側は早瀬になったポイント。瀬に付いたやる気のあるアユを狙う作戦の鷲見さんは左岸を、多数のアユが見える右岸の深場を乃村さんが攻めます。
しかし、ここではなかなか反応が出ません。15分ほど探ってようやく鷲見さんが1尾目を取り込み、その後ポツポツと追加していきますが、乃村さんには一向に反応がありません。様子を見に来た鷲見さんからオトリを小さくするようアドバイスが出ます。どうも先ほどのポイントよりアユが小さいようで、上流で釣った大きなアユを追うものがいないのが原因のようです。
小さなオトリにかえてしばらくすると、乃村さんにも場所移動後初の1尾目がヒットしました。そして、その後はポンポンとペースを上げて追加していきます。