BBQ目的で友人と山梨県の山中湖へ。しかし、ちゃっかりロッドを車にしのばせて『ながら釣り』を楽しんできた。「美バス」に出会えた釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・naffyyy)
山中湖BBQで「ながら釣り」
7月21日、親しい友人達とBBQを楽しむために、2泊3日で山中湖を訪れた。あくまで目的はBBQ。しかし、行くのはバスフィッシングで有名な山中湖。朝の短時間だけでも、未体験の山中湖でブラックバスと勝負してみたいと思い、ちゃっかりロッドを車にしのばせて現地へと向かった。
事前の情報収集
今回は短時間の『ながらフィッシング』。初場所なので、現地で釣りを一から組み立てるには時間が足りない。そのため、念入りに情報を集めた。
・放流バスにはイモグラブが効く
・メインベイトがワカサギ
・多くのポイントが遠浅であるため、飛距離の出せるルアーが有効
・やはりワームの釣りが有利
以上から、レッグワームのダウンショットリグとイモグラブのノーシンカーをメインで使用する事にした。水質がクリアであるため、カラーは共にスモーク系をチョイス。
山中湖の当日の状況
当日は、雨が降ったり止んだりという生憎の天気。BBQには不向きな天気だが、釣りと考えれば中々の好条件な天気である。朝6時くらいから釣りを開始したが、ボイルも頻発していた。
情報収集の末「平野ワンド」へ
山中湖の有名ポイントは把握してきたが、どこが今の時期釣れているか分からなかったため、まずは遊漁券を買いながらボート屋で情報収集。
・オカッパリなら今の時期は平野ワンド
・朝一はトップ、あとはワームが釣れている
・ウィードにバスはついている
という情報を得て、車を平野ワンドへと走らせた。
ヒットには至らず
平野ワンドの駐車場へと止め、その目の前から入釣。まずはテンポ良くレッグワームのダウンショットで探る。しかし、想像以上の遠浅な地形と発育の遅いウィードに苦戦し、ポイントを絞れない。
そのため、手堅く釣れると言われている桟橋(有料)を利用した。すると、待望のブラックバスからのチェイス。しかし見切られてしまい、その後は何も起きずにタイムアウト。本来であれば帰宅日の3日目の朝は釣りをしない予定だったが、早朝2時間勝負でリベンジを誓った。
ルアーを変更し再戦
チェイスしてきたバスはレッグワームのフォールに反応したが、その後のシェイクで見切ってしまった。そのため、フォール時の縦の動きに反応していると考え、フォールの釣りに強いイモグラブへとメインルアーを変更した。また、サイズも当初使用していたイモ30から、イモ40へとサイズアップ。飛距離を重視した。
『美バス』を手中
前日同様、平野ワンドへと入釣。ワンド内を一通り見て回るが、バイトのないまま刻一刻と時間が過ぎていく。残り15分を切ったところで、前日に目星をつけていた小規模河川の流れ込むポイントにエントリー。ウィードが他のポイントより生えていて、水深もやや深く好条件が揃っていた。
今日はここで心中すると決め、なるべく飛距離をかせぐ為にイモグラブ40のノーシンカーを大遠投。するとすぐにフォール中に待望のバイト。しかし、遠投して最初のフォールでのバイトだったため、掛かりが浅く途中でフックアウト。普段通りのフッキングでは針が貫通しなかったようだ。貫通力を少しでも上げるためにオフセットフックを細軸タイプに変えてトライ。
すると再び鋭いバイト。先程の反省を生かして大きくフッキングする。しばしのファイトの後上がってきたのは、決して大きくはないが見事なプロポーションの本命であった。
最終釣果
タイムリミットも迫っていたため、この一匹を釣ったところで納竿。一匹とはいえ、初場所での『ながらフィッシング』であったため、大満足の結果となった。『ながらフィッシング』については別記事で詳しく書いてあるので、是非そちらもチェックしていただきたい。
『短時間『ながら釣り』で釣果を上げる3つのコツ 観光の合間にOK』を読む
<naffyyy/TSURINEWS・WEBライター>
山中湖