ファミリーで船釣りに行ってみたいけど、どうやって釣りモノを選んだらいいのか分からない人も多いのでは?今回は「釣り初心者ファミリー」が釣りモノを選ぶポイントを解説する。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部)
根魚狙いがファミリーにお勧め
以上のことから、船釣り初めてのファミリーには「胴つき仕掛けを使った根魚五目釣り」をお勧めしたいのだが、そのワケを上述の条件と比較しながら解説しよう。
エサ
まずエサであるが、これは地域や船によってまちまちである。「虫が苦手」、「匂いで船酔いする」という方は、魚の切り身やイカの短冊をエサに釣る船宿を探してみよう。虫エサを使う船でも、エサの持ち込みOKの船も多いので、確認してみるといい。ただし、船長に確認せず勝手に持ち込むのはNG。場合によってはオマツリ(他の釣り人の仕掛けに自分の仕掛けが絡むこと)の原因になってしまうからだ。
というわけで、エサの条件は探せばクリアできる。
仕掛け
続いて仕掛けについて。基本的に根魚釣りは胴つきの3本バリくらいを使用する船が多い。これはハリを多くしても上のハリは魚の潜む底から離れてしまい意味をなさなくなるためのハリ数設定である。オモリを仕掛けの下に付けるのは、根魚釣りはオモリで底をたたき、底をトレースしながら探っていく釣りだから、オモリより先にハリがあると根掛かりしてしまうためだ。
この仕掛けの種類も前述の条件にマッチしており、初心者にお勧めできる理由の1つだ。
釣り方
そして、釣り方であるが、根魚の「根」は底にある岩礁などを指す釣り用語で、そこに住む魚を総称して「根魚」と呼んでいる。つまり、仕掛けを「海底」付近にキープする釣りになる。これも条件を満たしている。
料金&時間z
最後に料金と時間であるが、これは完全に船宿次第。料金設定や釣り時間はホームぺージなどで確認し、ポイントまでの航程が気になるようなら予約の際に船長に確認しよう。根魚釣りは初心者全般にとっつきやすい釣りなので、ファミリープランを用意している船宿も見つけやすいだろう。
根魚釣りの魅力
さあ、そんな根魚釣りの魅力だが、なんといっても釣れる魚がどれも高級魚という点だろう。中層を泳ぐ魚は一網打尽にできるため漁獲量も多いが、根魚は複雑な根の中で生活しているため、漁獲量が少ない魚が多い。つまり希少な高級魚ということだ。
また、根魚は見かけとは裏腹に白身の上品な味が特徴で、どんなふうに料理してもおいしい。代表的な根魚はカサゴ類やハタ類。鮮魚店ではあまり売られておらず、あったとしてもびっくりするような値段が付けられている。そんなおいしい高級魚を、初心者でも手軽に狙うことができるのだ。