夏に最盛期を迎えるスルメイカ釣りは、プラヅノをアクティブに動かして誘う、まさに海の男のスポーツだ。6月23日、大山沖のスルメイカに挑んだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部・五井貴矢)
大進丸にてヤリイカ釣り
夏の訪れとともに最盛期を迎えるスルメイカ。多数のプラヅノをアクティブに動かして誘うこの釣りは、まさに海の男のスポーツだ。筋肉を躍動させて誘い、掛かるごとに増す重さを両腕で受け止めたとき、ランナーズハイに似た陶酔感が味わえる。
6月23日、ビームエムオージャパンの黒川さん、下田さんと、愛知県大山沖のスルメイカに挑んだ。 乗船したのは愛知県・南知多町豊浜漁港の大進丸。取材日の前週には、3ケタ釣果を上げる人も出ていたため、期待に胸が膨らむ。
前半は拾い釣り
出船後、長い航程を経てポイントに到着。水深は200m台後半、指定の250号オモリを装着した大山沖で定番のピンクのプラヅノ(16~18㎝)仕掛けを投入していく。
開始早々からポツポツとスルメイカが上がったが、連発とはいかない。直前まで荒天が続いていたため、事前情報が少なく、出船できない間に海の中もさま変わりしてしまったようだ。
後半戦で高活性の群れ捕捉
スルメイカ釣りは大進丸の看板のひとつ。舵を握る相川船長は、豊富な知識と、長年の経験を頼りに、後半戦でついに活性の高い群れを捕捉した。
投入直後、当日の釣りをアシストしていた同船スタッフの竹内さんが、景気よくトリプルでスルメイカをキャッチし戦端を開く。すると、黒川さんもこれに続けとばかりトリプルを達成。
当日有効だったシャクリ方
下田さんも船が流し直されるたびにダブルを演じ、数を伸ばした。当日有効だった誘いは、ひとシャクリでリール3回巻きの振り幅の大きな誘い。後半は、3段シャクリも効果的だった。
今季も始まった大山沖のスルメイカゲーム。本番は7月後半から8月いっぱい。今釣行の翌週には、90匹を超える釣果も出ており、良い日に当たれば100匹超えの釣果が手にできるぞ。