6月29日、静岡・清水港へフカセ釣りへ。開始わずか5投でメジナ&クロダイの2大本命をキャッチ。その後も順調にヒットを重ねた釣行をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
清水港でフカセ釣り
6月29日、梅雨メジナとクロダイを狙って清水港のとある岸壁へ釣行しました。釣り場に到着すると、すでに知り合いが豆アジを狙って竿を出していたので、まきエサやタックルを準備しつつ情報交換。筆者にとっては数カ月ぶりとなるフカセ釣行なので、情報交換は重要です。
当日は晴れ間が広がり絶好の釣り日和になりましたが、日中は気温が上昇する予報だったので、水分補給用のドリンクは多めに持参しました。
当日のタックル
当日のタックルは磯竿1.25号5.3mにレバーブレーキ付きリール、道糸はナイロンライン2.25号、ハリスは1.75号と2号を使用。
ウキは中通しタイプでオモリ負荷00号とG2をウキ止めなしで使いました。ハリはチヌ2号とグレ7号です。
怠け者のメジナ?
まずは、まきエサを3杯ほど足元へまいて状況を確認すると、普段であればまきエサに浮いてくるはずのメジナの姿が一切見えないので、かなりの低活性か怠けて浮いてこないと予想しました。
知り合いによれば、小アジ狙いのサビキ仕掛けにヒットしてくることが多いらしいので、まきエサに浮かずに足元のオーバーハング近くで怠けていると判断。ここで、まきエサをたくさんまけば浮いてくる可能性もありますが、表層に大量のボラが集まってくる可能性もあるので、別の作戦で狙うことに。
開始5投でクロダイ&メジナ手中
釣り開始直後は、潮の向きが狙いと正反対だったため、やむを得ずいつも通りの釣り方でスタート。ちょうど、潮が緩かったのでウキを沈めずに、G2浮力のウキで探ります。
3投目に1ヒロ半ほど仕掛けが入ったところで、ウキがジワッと沈み、そのままラインが引っ張られたので、迷わずアワセを入れると、久々に味わう重々しい引き。海面で少し抵抗したものの、無事にネットインして本命のクロダイをキャッチできました。
クロダイをキャッチしてからすぐ、上潮の滑りが強くなったので、ウキを00にして対応。先ほどよりも深めに仕掛けを入れると、岸壁の際でラインがバチバチと勢いよく出ていきます。
今度はギュンギュンとスピード感がある引きなので、すぐにメジナだと分かります。そこまで大きくないので、一気に抜き上げてキャッチ成功。わずか開始5投で狙っていた両ターゲットをキャッチすることができました。
「怠け者メジナ」を攻略
しばらくすると今度は当て潮になったので、考えていた作戦で、まきエサに浮いてこない「怠け者メジナ」を狙うことにしました。
潮流を利用してメジナが潜む足元のオーバーハングに仕掛けを流し込むことで、怠け者メジナの口元へエサを届けるイメージです。足元に数杯のまきエサを撒いて、じっくりと探っていきます。すると早速穂先がギュンッ!と入って作戦成功。少しサイズアップしたメジナを追加しました。
この作戦が上手くハマって、少し良いサイズのメジナ3匹とクロダイ1匹を追加し、魚が入ったスカリが賑やかになっていきます。しかし、すぐに当て潮が止まってしまい、メジナのアタリはピタリと止まってしまいました。
沖のカケアガリでクロダイ2匹
昼前にはまきエサも減り始めたので、メジナ狙いを諦めて少し沖にあるカケアガリ付近を探ってみることにしました。底付近を探っているとグンッとクロダイのアタリがあったので、一呼吸入れてアワセ。
水温も上がってパワフルな引きをみせますが、慌てず竿を立てることを意識すると、ジワジワと魚が浮いてきます。キャッチしたのはアベレージサイズですが、産卵から回復してコンディションが良いきれいな魚です。その後、同じようにカケアガリを狙って、当日最大サイズのクロダイを追加したところで納竿しました。