魚がよく釣れる『時合い(じあい)』の代表例4選 理解すれば釣果アップ

魚がよく釣れる『時合い(じあい)』の代表例4選 理解すれば釣果アップ

魚釣りではいろいろなジャンルでそれぞれに時合い、つまり魚がよく釣れる時間帯がある。今回は初夏から夏場に身近な波止で狙えるターゲットで時合いとなる要因を紹介してみたい。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINWES関西編集部・松村計吾)

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4.食物連鎖

自然界における魚のエサは、その魚によって様々だが、それらはほとんどが食物連鎖の中に入っている。底辺には植物プランクトンから動物プランクトン、それらを食べるイワシなどの小魚、そして小魚を食べる中型魚から大型魚といった具合だ。

食物連鎖の利用

なので、必然的に食物連鎖の下層の生き物が多く出てくれば、その上にいる生き物の補食スイッチが入る。極端な例が、前述のイワシに付く青物のボイルである。

イカナゴやシラスなど多くの魚のエサとなる小魚のシーズンなら、潮が流れることで遊泳力の乏しい、それらのエサが潮に流されるのだが、エサの流れが始まるとマダイなどイカナゴやシラスを食べる中型魚、大型魚の活性が上がり時合い到来となる。

問題は、海域にエサとなるイカナゴやシラスなどの小さな魚などがおらず、潮は流れているもののエサが流れていない時。これは「良い潮なのに食わないなあ」という状況であることが多い。

とにかく海の変化をよく見る

ここまでいろいろな時合いがやってくる要因を紹介したが、難しく考えることはないのである。実はこれらの捕食スイッチが入る要因を並べてみると、とにかく「海に変化があったとき」と考えておけば良いだろう。ただし、その変化を見逃さない観察力が必要ではあるのだが……。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>