5月12日、三重県伊勢市御園町の宮川河口でクロダイを狙った。本命との対面はできなかったが、34cmのクロソイを釣り上げることができた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・山口昇)
宮川河口でクロダイ狙い
数年前に護岸が整備されると、良型クロダイも多く姿を見せるようになった。自宅から近いということもあり、5月12日は夕涼みがてら息子を誘って出かけることにした。
暗くなる前に釣り場に到着。ポイントを決めて準備を始めると息子もやって来た。タックルは、磯ザオ1.5号4.5mにスピニングリール2500番。ライン2号、ハリス1.7号にチヌバリ2号を結ぶ。電気ウキは負荷が3B~5B程度で、1mほどの遊動に。釣り始めのタナは2ヒロ弱に設定した。エサはアオイソメを使う。
ほかに人がいないこともあり、広範囲に探れるよう息子とは10mほど距離を取り、午後7時ごろに始めた。2~3m手前まで護岸用の石が入っているので、その沖を狙う。上げ潮がやや速いため、ハリスの中間にオモリ2Bを取り付けた。
34cmクロソイキャッチ
やがて辺りは暗くなり、潮下を見ると50mほど離れた所に緑色の電気ウキが見える。もう1人誰かいるようだ。遠めを流してもアタリはなく、徐々に手前に寄せる。沈み石の近くを流していると、スーッとウキが沈んでボヤっとしている。しばらく待って軽くアワせたが空振りだった。
潮が緩んで釣りやすくなったが、息子の方はまったくアタリがないようで、遠投しながら探っているようだ。こちらもさしエサを点検しながらアタリのあった近くを探るが、エサはそのまま戻ってきた。ボラが跳ねる音を聞きながらしばらく続けていると、フッとウキが沈んだ。
しばらく待って軽く聞いてみると何かが食っている。アワせると、良型の手応えはあったが、すんなり上がってきた。息子にタモ入れしてもらうと、どうも狙っていた魚と違うようだ。確認するとクロソイ34cmだった。
この後、2人でしばらく続けたが変化はなく、午後9時すぎに納竿した。この日はほとんど風がなく、短い時間だったが楽しむことができた。
好天を狙って次回に期待
この辺りはほとんど真水に近いが、雨が続くとさらに塩分濃度が下がるためクロダイなどの寄りは悪くなる。そのため好天が続いた方がいい。
夜釣りは暗い分、動きが限られてしまうため、道具は必要な分だけタックルボックスにまとめている。ヘッドライトは両手が使えるため安全だ。また、蚊などに刺されないために暑くても長袖がいい。次回は梅雨入り前、しばらく晴れが続いたころに来てみたい。
<週刊つりニュース中部版 APC・山口昇/TSURINEWS編>
宮川河口