新型コロナウイルス感染がなかなか終息しない昨今。こんな時こそ、自宅でウキ作りに挑戦してみてはどうだろうか。今回は最終回。いよいよ完成編だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)
いよいよ自作ヘラウキが完成
今回は最終回でいよいよ完成。世界でひとつだけのヘラウキだ。
ボディの仕上げ&塗装編をお届けしよう。
自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編
化粧巻き
ボディー塗装を終えたあと、仕上げとして銘を入れたり、ボディーの両先端に金・銀色などの細い線(化粧巻き)を施したりするとグッと見栄えがアップする。これらの作業には、水性の顔料インクや耐水性に優れたポスターカラーマーカーの細・極細を使用すると簡単。
化粧巻きは、ウキを回転させながらペンを当てると美しく描ける。モーターで回転させる工具を自作する人もいるが、簡単なのは段ボールで支えを作って、トップや足を掛けてゆっくり回転させながら線を入れる方法。
ウキの保護塗装
化粧巻きや銘入れが完成したら、耐水性や紫外線保護のためにウレタン塗装をする。釣具店などで販売されている透明なウレタン塗料を、説明書通りの比率で混ぜて、ウレタン用うすめ液で希釈してボディーと足に塗る。
塗り終わったらトップ先端をテープで巻き、洗濯ハンガーにテープを挟んで吊るし一日乾燥させる。
乾燥したら耐水ペーパー(800番くらい)で水をつけて磨く。ウレタン塗装の行程をもう一度施して、さらに一日乾燥させる。湿度が高い時や気温の低い時期は二日ほどかける。
ボディーの仕上げ作業
耐水ペーパー(細目の1500~2000番)で水を付けて磨いて、表面を滑らかにする。そのあと研磨剤のコンパウンド(白極細目、木工用)を布などにつけて、ボディーと足を磨いて光沢を出す。
これでボディーと足は完成。