自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編

新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出自粛の毎日。そこで、自宅で初心者にも作れる方法でのヘラウキ自作術を紹介してみよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

TSURINEWS編集部 TSURINEWS編集部

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ヘラウキを作ってみよう

まず製作にとりかかる前に、どんなウキを作るかを決める。初心者の場合はプロのウキ作者が作ったウキ、もしくは自分の気に入っているウキをそのまま参考にしよう。今回は「底釣りウキ(PCムクトップテーパー付15cm、カヤボディー径7mmで長さ10cm、竹足の径2mmで長さ6cm)」を製作する。

材料費は、目安としておおよそトップ1本(長さ50cmほど)100円前後、カヤ1本(40~45cmほど)90円、足は1本(竹やカーボン30cmほど)50~100円。製作道具は合計で約2000円ほど、塗装材料費は合計で6000円ほど。ウキの素材はたいてい数本セットで釣具店などで販売されている。製作するウキの種類にもよるが、ウキ1本あたり大雑把に計算して100円前後で製作可能だ。

自作ウキの素材

今回はトップにPCムクテーパー付き(元径が1.4mm、先径1mm)の市販品ものを使用。ボディーは加工しやすいカヤ素材で、径5~8mmを使用。足は竹ヒゴ2mm用意(写真A)。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編ウキの素材(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

必要な作業道具

製作に必要な道具は、目盛付きカッターマット、片刃カッター、紙ヤスリ(粗目80~100番・中目120~240番・細目320~600番)、木工用ボンド、瞬間接着剤、木綿糸、水性ペン、マスキングテープ(写真B)。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編作業道具一覧(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

ヘラウキの塗料

塗装作業に必要なのは平筆と細筆、ウキを立てる発泡スチロール、カシュー(ボディー用塗料)、ポスターカラーマーカー(水性顔料インク、ボディーのデザイン用)の細や極細タイプ。

仕上げ作業に必要なのはウレタン塗料(ボディーと足の保護)。トップ製作には蛍光塗料(黒、黄、赤、緑)、それらのうすめ液、絵具用パレット、耐水ペーパー800~2000番)、鏡面仕上げにコンパウンドがあれば十分(写真C)。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編塗装用具一覧(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

カヤボディー制作

カヤ素材を選ぶときは真円で、中に空洞がなく表皮が薄いものがベスト。小さな空洞は許容範囲だが、注意しないと内側が腐食しているのもあるので、指で押してみて硬さをチェックする。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編空洞がなく真円のものを選ぼう(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

これを仕上がりサイズと同じ長さ10cmにカット。カッターの刃は、カヤを回しながらゆっくりと入れていく。無理に力を入れると表皮が割れてしまう。カットしたら切断面をヤスリがけして整える(写真1)。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編カット面を整える(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

両断面を四ツ割状(六ツ割り、八ツ割する方法もある)にカットするので、水性ペンで十字の印を付ける(写真2)。この時、肩と足の十字の印をずらしてボディーが縦に割れるのを防ぐ。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編四ツ割カットの印を付ける(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

上部側の肩の絞りは1.5cm幅、足の絞りは2cm幅にしてまっすぐ切れ目を入れる。この時マスキングテープを巻いて、先割れを防ぐ(写真3)。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編テープを巻いて縦割れを防ぐ(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

二等辺三角形の下部先端が十字にカットした部分にあたるように線を描き(写真4)、V字に慎重にカット。そのあと絞りやすくするために、内側の中綿を紙ヤスリ100番で削り、目の細い240番で滑らかにする。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編V字カットの印を付ける(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

絞りやすくするためにV字にヤスリがけする。浮力が落ちないために、カヤの中綿を削りすぎないように注意。削りすぎると元には戻らない(写真5)。絞りの曲線はこの作業でほぼ決まるので、細かく慎重に。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編絞り部分は削り過ぎに注意(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

次回では、トップと足の装着とボディー塗装を紹介する。

<週刊つりニュース関東版 麻生雅彦/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年5月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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