例年アユの釣果が安定している、三重県名張市を流れる名張川上流の長瀬太郎生漁区を紹介。足場が良好に管理されており、女性や高齢者にもオススメだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版 APC・丸本佳範)
長瀬太郎生川の紹介
長瀬漁区は約7kmと短い漁区だが、河川全域で瀬とチャラ瀬の好ポイントが続き、漁協組合長によると「今年の稚アユ放流量は琵琶湖産約8万尾(約800kg)を4~5月にかけて放流する」とのこと。
下流の木平橋(きのひらばし)と横矢橋(よこやばし)の上下には好ポイントが続く。横矢橋を渡ると、新(あたらし)オトリ店があり、店主は川の状況や前日釣果など詳しく教えてくれるのでここを利用して入川するのがお勧め。
木平橋上流は、川幅全体がチャラ瀬で1つ1つの流れをていねいに釣ると数が伸ばせる。特に堤防の際は竿抜けになるポイント。
木平橋を渡り下に降りると駐車スペースが多くありキャンプもできバーベキュースペースがあり家族連れでも楽しめる。
横矢橋の下流は水量があり大きい石も多く、橋から下流の大岩盤では魚のサイズもよく強い引きが堪能できる。橋から川を見ると追い気のある野アユが多く確認できる。
中流の長瀬橋上下もお勧め。橋上の郵便局裏は段々瀬で型がいい。また、橋下のトロ場から瀬肩は午後から夕方にかけて泳がせで入れ掛かりを何度も経験した。
快適な釣り場で丁寧に探ろう
同河川は全体的にチャラ瀬が多く、ナイロンラインやフロロカーボンラインで手前から竿の長さの範囲で丁寧に竿を立てて上層を泳がせるのが効果的。また同じ場所でも対岸に移って泳がすとさらに追釣することもある。石の配列を読み太陽を背にしないで竿影や人影を水面に映さないで静かに釣ることもこういった小河川での鉄則。
漁協では、組合員全員が釣り人をよく理解してくれているので、解禁前には河原の草刈りをして足場の確保が生き届いていて、年配や女性の釣り人でも安全に釣りを楽しめることで有名。ビギナーや経験の浅い釣り人でも楽しい釣りができるで出かけてみてはいかがだろう。
<週刊つりニュース特別版 APC・丸本佳範/TSURINEWS編>