最上川は、山形の「母なる川」と呼ばれ、芭蕉の句にも詠われた東北の大河だ。今回はアユの好釣り場として紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版 APC・藤崎信也)
寒河江川
山形と新潟県境にある朝日岳を源に、河北町内で最上川に合流する総延長56kmの一級河川。上流にはブナの森が密生し水量豊か。水ケ瀞ダム下流から合流点までの約25kmがアユ釣りエリア。
トモ釣りにお勧めなのが、道の駅寒河江チェリーランドを中心に新臥竜橋から清延橋のエリア。慈恩寺大橋の上下にはオトリ店があり、慈恩寺大橋上流には急瀬があり良型を釣るならここが有望。慈恩寺大橋下流は川幅があり、水量のある平瀬、早瀬が続いている。
トロを挟んでチェリーランド裏の流れも好ポイント。平瀬、早瀬、ザラ瀬、チャラ瀬と変化に富んでいる。道の駅は遠征釣行の基地として活用。駐車場が使用できるほか、トイレや昼食に困らない。
上流域の西川町内は比較的大きい石や岩盤底が多く、押しの強い荒瀬や急瀬のポイント。大石裏にオトリを入れて脇を引き上げていけば、良型が一発で追ってくる。押しが強いので、下流域でオトリを確保してから入川するのがお勧め。
同河川は上流にダムがあるため、大水が出るとなかなか濁りが取れない。しかし、周辺の乱川、実沢川、富並川、白水川も最上第二漁協が管理しているので同じ入漁券で釣り可能。濁りが出た時の逃げ場になる。
<週刊つりニュース特別版 APC・藤崎信也/TSURINEWS編>