渓流エサ釣りで36cm大イワナ手中 源流部でヒット【福井・打波川】

渓流エサ釣りで36cm大イワナ手中 源流部でヒット【福井・打波川】

4月11日、釣友と二人で、鳩ヶ湯温泉へ続く打波川へ出掛けてみた。源流部まで釣りあがり、36cmの大イワナと対面することができた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

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淡水の釣り 渓流釣り

山菜採りも楽しむ

また、川筋のいたるところにワサビの群生があった。特に状態の良いものを選んで摘みながら、さらに上流へと足を進めた。

渓流エサ釣りで36cm大イワナ手中 源流部でヒット【福井・打波川】天然ワサビに遭遇(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

ワサビのほかに、コゴミやタラの芽も出始めていたので、こちらも状態の良いものだけを少し摘ませてもらった。

渓流エサ釣りで36cm大イワナ手中 源流部でヒット【福井・打波川】山菜採りも渓流釣りの醍醐味(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

釣りと山菜採りを楽しみながら、すでに時刻は正午を過ぎ、朝の寒さが嘘のように、私も釣友も額に汗をかきながら釣りを続けた。

源流部はひと流し1ヒット

川がかなり細くなった源流部に入ると、ほとんどのポイントでひと流し目にアタリがあり、面白いようにイワナが釣れ続いた。ただし、限られた魚であることを考慮し、楽しませてもらったあとは、リリースに努めた。

渓流エサ釣りで36cm大イワナ手中 源流部でヒット【福井・打波川】良型イワナが連発(提供:週刊つりニュース中部版 APC・加藤亘)

このあと、釣友と相談のうえ、時間が許すところまで、釣り上がってみることにした。釣り開始から約10時間。そろそろ納竿を考え、最後と決めたポイントに仕掛けを投入した。何気ないポイントだったが、泡立つ落ち込みに向かって目印がゆっくりと引き込まれ、当日一番の引きが伝わってきた。

36cm大イワナ手中

魚は最深部に沈んだ倒木の方向へと潜ろうとするので、とにかく潜られないように、水面付近へ誘導するようにいなした。やり取りの過程で、水面から出た尾ビレを見て大物を確信。慎重なやり取りを続けるうちに、魚が水面にゆっくり浮いたところで、素早くタモへ誘導した。

いかつい顔と大きな口に鋭い歯、幅も厚みもあるこの魚は、36cmの立派なイワナだった。10時間以上の長い道のりだったが、すっかり疲れも忘れる快心の一尾に感謝し、納竿とした。

その後、入川口まで1時間以上の長い道のりを歩き、着替えて岐路につくときには、すでに午後5時を向かえようとしていた。二人合わせておそらく100匹近くのイワナと対峙し、新鮮な山の幸もいただいて満足と充実の釣行となった。この日の走行歩数は1万8千歩。本当によく歩いたものだ。

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