波止エギングで1kg級『春アオリイカ』キャッチ 強めのアワセがキモ?

波止エギングで1kg級『春アオリイカ』キャッチ 強めのアワセがキモ?

4月6日と8日、熊本県天草市の鬼池に、春アオリイカ狙いのエギングにでかけた。初日はメスばかりだったが、2日目の釣行でキロアップをキャッチできた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・日髙隆行)

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ソルトルアー エギング&イカメタル

再戦で良型アオリイカヒット!

4月8日、午後8時すぎに再び鬼池に到着。前回は釣果が振るわなかったが、今回は満月スーパームーン!「月の効力最大限だな(笑)」。使用するエギは、月夜には欠かせないダートフォース3.5号、カラーはパープル。

まずは真ん中から遠投し探ると、下げ潮がもう利き始めていて左に流れてる。「悪くない。というか良い」。だが、裏腹にアタリなし。次は左にキャストし、バックスライドで沖にどんどん流していくが、これでもアタリがない。「さて、本命箇所に投げるか」。

右に移動し、約50m先にある藻場の群生地。ここの右側、下げ潮がぶつかる所にキャスト!藻場に引っ掛からないよう、なおかつ活性の高いアオリは浮いているので、3秒沈ませて2回シャクる。すると、次のフォールで「パンッ!」ラインにイカパンチ!

ロッドをサビき、捕食者特有のスイッチを入れると、ティップが「グーッ」「……よし!乗った!」「ジィィィーッ!ジィィィーッ!」「お~潮を登っていきよる!デカい!」。慎重に寄せてきて、難なくゲット!これぞ春イカといえるサイズ!

まさかのマダイがバイト

今回は潮上にいると感じた私は、同じ要領で探ると「あら?今度はサイズダウン。それも変な掛かり方してない?」。感覚的に300gだろうか?足1本?だが、寄せてきてる途中に「ゴッゴッゴッ!」「はい?どうした?オスに小突かれてんのかな?にしてもゴッゴッゴッってなる?」

「ゴッゴッゴッ!」「まただ!魚だ!魚に小突かれてんだ!にしても見覚えのある前アタリね(笑)」。手前まで寄せてきたところで強烈なひったくり!「ジィィィーッ!」「やっぱりね、たたくわな(笑)。あ!外れた(笑)」。

回収すると、最初にエギに掛かっていたのはイカではなくタコ!それを小型のイカの足1本と勘違いしてゆっくり引いてきたのが、私がよくやるキャスティング・タイラバに見えたのか、マダイのスイッチが入りバイト!タコを外すと、エギのカンナは完全に潰されていた。

「水深5mにスーパームーンよ?やっぱり海は何があるか分からんな(笑)」。マダイをキャッチできなかったことは悔やまれるが、マダイのアゴの力を考えると、キャッチすること自体奇跡と割り切り、次を狙う!

アワセは大きく!

すると、釣友の原さんから連絡があり、もう着くとのこと。先ほどの春イカの写真で、次は原さんのスイッチが入り、天草入り(笑)。午前2時に仮眠。その間に原さんが小型のアオリをキャッチ!

5時30分に目が覚めると「釣れました?」「小さいのが1尾ですね」。会話をしてると、原さんに前アタリ!だが、アワセをリーリングだけでやってしまい、次のジェット噴射でバラシ。「これで2回目です……」と肩を落とす原さん。

「違和感があったらアワせる。それが藻だろうと魚だろうとイカだろうと、しっかりアワせないとキャッチできないんで、アワセはしっかり」と伝え、自分もキャスト。

次はボトム中心に探ると「スッスーーッ」と気持ちいいラインの走り方!「原さ~ん、来ましたよ~」とひと声掛けてガッチリとアワセを入れる!「そこまでアワセ入れるんですね」「春は特に大型が釣れる時期なんで、軽いアワセだと大型アオリの肉にハリ掛かりしません。足の握力も強いですし、いくらPEライン使ってるからといっても、ドラグもフルドラグではないですし、100%の人間の力がエギまで届いていませんから。距離もありますよね」。

1kg級アオリイカ手中

「1kgいきましたよ」。原さんにタモ入れをお願いし、無事キャッチ!

波止エギングで1kg級『春アオリイカ』キャッチ 強めのアワセがキモ?念願のサイズを仕留めた(提供:週刊つりニュース西部版 APC・日髙隆行)

「てか、起きて1投目じゃないですか?」「ハハ、そんなこともあります。寝て集中力が全開になってましたから(笑)」。

粘って1kg級アオリ追釣

潮向きが変わり、原さんに潮上を打たせると「来ました!」。600gほどをキャッチ!

波止エギングで1kg級『春アオリイカ』キャッチ 強めのアワセがキモ?釣友にも600g級ヒット(提供:週刊つりニュース西部版 APC・日髙隆行)

その後10時まで粘るが、ノーバイトということでお開き。だが、私は居残り、別の場所でマダイを狙うがノーバイト。

午後7時40分に最初に釣れたポイントに入り、またエギング。潮は上げ、左から右へと流れてる。「昨日とはまだ時間が早いから潮は逆か」。まずは真ん中から投げ、次に左の潮上に向けキャスト!

すると「もう来た(笑)」。アワセを入れると「朝釣ったのと同じぐらいかな?」。無事1kg級をキャッチ!これを最後に帰路に。

※記事内に登場する釣り場の現在の立ち入り状況については、公式HPを確認もしくは、直接各施設へお問い合わせください

<週刊つりニュース西部版 APC・日髙隆行/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
鬼池港〜通詞島〜志岐漁港
この記事は『週刊つりニュース西部版』2020年5月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。