4月2日(木)、栃木県塩谷町にある東古屋湖へボートからのフライでニジマスを狙って出かけた。3月の私は大スランプで、「ここで特大を釣って流れを変えたい」と釣行を決めた。狙いの特大ニジマスは不発だったが、50cm超も出て、28~53.5cmを21尾とまずまずの釣果に恵まれた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
下流域から実釣スタート
前日の寒い雨とは一転して、晴れて気温10度と穏やかな朝。受け付けを済ませ、ローボートを借りて6時すぎに出舟。漁協係員から「釣果が上がっている」と聞いた下流へとボートを進める。
当たったタナは表層
最初に係留したのは、旧本流筋と松手沢筋の合流点付近。大型のゾンカーをダウンショットで沈め、カケアガリを中心に探っていく。しかし、アタリはなく1時間沈黙。そこで、リトリーブレンジを徐々に上げて魚のいるタナを探る。
30分してやっとアタリがあったのはなんと表層。かなり時間をムダにしてしまった。魚探を積んでおけばよかったと悔やんだが、機械に頼らない釣りもそれはそれで趣きがある。釣れてきたのは35cmほどのニジマス。
サクラマスは40cm級
このあと、同じ層を広く探っていく。するとポツポツと同サイズが釣れだした。ニジマスに交じって釣れてきたのは40cm級のサクラマス。鼻先のとがった精悍な顔つきが格好いい。だが、お目当ての特大からのアタリはない。9時まで粘って30~40cmのニジマス5尾にサクラマス2尾。
水深2~5mの浅場で50cm超!
そこで、松手沢のワンドに移動。ここは、大型の実績が高く、水深2~5mと浅いので釣りやすい。時折、大型のニジマスを目視できるポイント。この日も50cm級が何度か回遊してきて、テンションが上がる。
中層より下のレンジを集中的にトレースしていくと、小型魚とサクラマスが釣れてくる。待望のヒットは10時半ごろ。ガツン、クネクネと手に伝わる感触が大型であることを教えてくれる。特大とはいかないが53.5cm。
ヒットパターンは、フラッシャーとティンセル、ラビットファーを使用したオリジナルのストリーマーだ。