4月6日(月)、埼玉県飯能市を流れる入間川(名栗川)支流へ、イワナを狙った渓流釣行だ。大場所だけでなく障害物付近の物陰を狙い、結果23cm頭に4尾のイワナとヤマメが遊んでくれた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
今回の釣果アップポイント4選
1、エントリーは慎重に
沢の釣りは、釣り時間よりも遡行時間の方が長いので、ついつい大場所を見つけると、勢い良く踏み込んでしまいがちで、不意に良型を散らしてしまうことがある。私も実積ポイントで散らしてしまった。魚の警戒心は強いので注意が必要だ。だがそのミスを糧に注意を意識した直後、良型を獲ることが出来た。
2、点の釣りを意識
沢の釣りは本流とは違い、線の様に流す釣りではなく、居るポイントを探す点の釣りだ。RPGの様な宝探しみたいな感覚で、狙いは深くて暗めの淵が、絶好ポイントとなる。
3、障害物を恐れずに仕掛けを入れる
良くある例が、いかにも居そうなポイントに限って、スギの倒れ木があったり、樹の枝があったりする。イワナは障害物のあるポイントでも釣れる事が多い。そのため、取込み中に引掛けてバラす事も良くあるが、仕掛けロスト覚悟で釣ることも坊主を回避する手段だ。
4、エサは復数持って行こう
市販エサでは、イクラ、ブドウムシ、ミミズ等が簡単に手に入るが、出来るだけ多種類あった方が心強い。場所や日により良い時、悪い時があるので、私は渓流釣りでは、ミミズとブドウムシを所持している。理由は簡単でエサ持ちが良いからだ。釣りする河川により川虫も採取するが、なんとかなるものだ。今回はミミズからブドウムシに変えた事で良型が釣れた。
注意点
沢での釣りとなると、びっくりするのが動物との遭遇だ。私も過去に逆川で遡行中に、目の前数メートル先の谷をカモシカが突っ切ってきたことがある。当然その時は、冷静ではいられなかった。というよりは、びっくりして動けなかった感じだ。そのような経験から沢に入る時は、物音に敏感になることも必要になってくる。
台風の猛威に負けなかった名栗川水系の渓魚達
今回の釣りで、台風後の状況がはっきり分かったが、それでも渓魚たちは元気に暮らしていた。あの元気な姿を見られると嬉しいもので、遊んでくれた渓魚達に感謝だ。そんな厳しい中でも、源流イワナと遊ぶことが出来たので嬉しい。
<竹内尚哉/TSURINEWS・WEBライター>