渓流ルアー釣行で天然アマゴ13~20cm7匹キャッチ【奈良・十津川村】

渓流ルアー釣行で天然アマゴ13~20cm7匹キャッチ【奈良・十津川村】

3月1日のアマゴ解禁から少し日が過ぎ、少し落ち着いた頃を狙って、今季初めての奈良・十津川村へ3月20日にルアーフィッシングで釣行した。無数にある支流の中で、滝川へ入釣。13~20cmの天然アマゴを仕留める事ができた。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・奈良鱒兵衛)

アバター画像 TSURINEWS編集部

トラウト ルアー&フライ

滝川で渓流ルアー釣行

当日は自宅を午前3時に出発、国道168号で十津川村へ渓流ルアー釣りに向かった。今回は日本一広い十津川村で、その支流の数も多く、入る川をいろいろ迷ったが、滝川へ入ってみる事にした。

風屋ダムを過ぎ、滝川沿いの道に入ってしばらく走ると、釣り人らしき車が止まっているのが見えた。さらに上流へ走ると、道は狭くなるが渓相も良くなり、この辺りは釣り人の姿もなさそうなので、カーナビにチェックしてあるポイントから釣り上がる事にした。

時計を見ると午前6時前。少し明るくなりかけていて気持ちが高ぶるが、簡単に朝食を済ませて準備をする事にした。

渓流ルアー釣りタックル

ウェーダーに着がえ、ブーツを履いてタックルを準備する。

今回はトラウト用ロッド4ft8inchにナイロンライン4lbを巻いた1000番のスピニングリールをセット。最初に選んだルアーはシンキングミノー5cmでカラーはアカキンだ。

渓流ルアー釣行で天然アマゴ13~20cm7匹キャッチ【奈良・十津川村】当日のタックル(作図:WEBライター・奈良鱒兵衛)

準備もできたので川原へ降りるが、水も空気もとてもきれいで本当に気持ちが良い。そんな気持ちの中、淵を中心に水深のあるポイントをテンポ良く探っていこうと思う。

プールのポイントで15cmアマゴ

早速、アップキャストで探っていくと、開始間もなくチェイスが確認できた。ヒットはしないものの、かなりテンションが上がる瞬間だ。そして開始30分ほどした頃、プールになっているポイントがあり、アップクロスでキャストしてルアーにアクションを入れながら探っていると、水中でギラリ光り、心地よい引きが伝わってきた。

慎重に手にしたのは15cmで朱点、パーマークともにきれいな十津川村のアマゴだ。今回はアマゴとのやり取りを楽しむだけなので、ヒットしてくれた事に感謝してリリースした。

渓流ルアー釣行で天然アマゴ13~20cm7匹キャッチ【奈良・十津川村】小型ながらきれいなアマゴ(提供:WEBライター・奈良鱒兵衛)

淵でチェイス&ヒット

その後も時折チェイスが見られるが、なかなかヒットまで持ち込めない。休憩も入れながらさらに釣り上がっていくと、雰囲気の良い淵が出てきた。

渓流ルアー釣行で天然アマゴ13~20cm7匹キャッチ【奈良・十津川村】やはり淵が狙い目(提供:WEBライター・奈良鱒兵衛)

この淵ではチェイスしてきたアマゴをヒットに持ち込め、手にしたのは先ほどと同サイズのきれいなアマゴだ。さらに気分良く釣り上がっていくと、プールになっているポイントが出てきた。

2匹のアマゴがチェイス

手前から順に探るも反応がないので、本命の流れ込みの中にキャストしてアクションを入れて巻いてくると、2匹のアマゴがチェイスするのが見えた。

中型と小型が追ってくるのが分かり、何とかヒットに持ち込もうと、食わせるタイミングを入れると、大きい方がヒットした。自然界では力の差が出るが、このように2匹でうばいあった時には大きい方がヒットする事も珍しくはない。

無事に手にしたのは20cmのきれいなアマゴだ。さらに気分を良くして釣り上がるが、なぜか次第に反応がなくなってきた。

上流への移動が奏功

まだ9時過ぎと時間もあるので、一度車に戻りもう少し上流まで移動する事にした。この移動が良かったようで、再びチェイスなど反応が出るようになり、小型ではあるが時折ヒットして楽しませてくれる。

渓流ルアー釣行で天然アマゴ13~20cm7匹キャッチ【奈良・十津川村】良い感じでヒットが続いた(提供:WEBライター・奈良鱒兵衛)

その後、ルアーのカラーチェンジをしながら反応を探るが、どれにも反応を示し、しばらくアマゴとのやり取りと自然を楽しみ、昼頃には足腰も疲れたので、川から上がり帰る事にした。

今後の展望

釣果は13~20cmのアマゴを7匹。この時期にルアーでの天然アマゴの釣果としては大満足だ。今年は気温も高く、春の訪れも早そう。それに伴いアマゴも活発になってくると思うので、今後が楽しみだ。

<奈良鱒兵衛/TSURINEWS・WEBライター>

▼この釣り場について
十津川水系滝川
所在地:奈良県吉野郡十津川村