朱点鮮やかなネイティブな美しいアマゴとの感動的な出あい。また、成魚放流の尺クラスに育った大アマゴとのパワフルゲームを楽しみたいルアーマン、フライマンにも大人気のスポットとなる「尺アマゴ釣りのメッカ」、兵庫県揖保川を紹介したい。2刀流の釣りスタイルで楽しめるフィールドだ。
本流ザオで鬼に金棒
揖保川は、上流で東の三方川、西の引原川という2河川に分かれており、アマゴ釣り場はこの三方・引原両河川である。
今季に向けての放流は、昨年5、6月にアマゴ稚魚10万尾、6月にイワナ稚魚5000尾、11月にニジマス稚魚5000尾、アマゴの発眼卵10万粒が放流されている。
禁漁区は公文川上流部の「もみの木口から上流」となっている。
解禁当初は、積雪などによるトラブルを避けるため、三方川、引原川支流には、成魚アマゴ約600kgが放流され、解禁日に訪れる人を楽しませてくれる。
放流後には、揖保川漁協のホームページでお知らせをしてくれるから必見。
サオは6~7mでも十分だが、できればパワーのある本流ザオがあれば鬼に金棒だ。
また、引原川上流部は隣接する戸倉スキー場があり、除雪作業が行き届いているため入川しやすい上、ネイティブなアマゴやイワナが数多く顔を見せてくれるからうれしい。
釣果アップのオススメポイントは各合流地点
一方、三方川は枝支流が多く、道路事情にもよるが、高野、阿舎利、公文、黒原、草木川などの各合流地点が釣果アップのオススメポイント。
流芯脇を下流から静かに釣り上がり、リリースサイズは必ず優しくリリースしてほしい。
入漁券販売所は、揖保川沿いに20カ所以上あり、エサの川虫は釣具店で入手しやすく(要予約)便利だ。
また、県道沿いに「まほろばの湯、楓香荘、よい温泉伊沢の里」などの温泉施設もあるため、疲れた身体を休めてゆったりとすることもできる。
昨年の解禁日は、気温がマイナス2度と、激寒の中だったが、パワフルな尺超えアマゴを手中にすることができた。
また、3月下旬には、20~24cmの良型アマゴが次々と姿を現してくれたことを思い出す。
今春はぜひ、渓魚パラダイス、揖保川のフィールドにチャレンジしてほしい。
なお、揖保川では小中学生の入漁料は無料。
ちびっ子たちも大歓迎だ。
きっとあなたの夢を叶えてくれることだろう。
<週刊つりニュース関西版 APC・森雨魚/TSURINEWS編>
揖保川漁協