アマダイ船釣行レポート 動かない底潮に苦戦【静岡・わし丸】

アマダイ船釣行レポート 動かない底潮に苦戦【静岡・わし丸】

年末年始用に毎年釣っているのがアマダイ。 仕事の都合で30日と前もって決めていたが、諸般の事情により29日も釣りに行く必要ができてしまった。 事前に確認すると日並も結構いいようで、アマダイ釣りと決めて新居港のわし丸で出船した。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・植島孝裕)

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船釣り エサ釣り

穏やかな海でアマダイを狙う

午前4時に起床して港に到着すると、IK氏、IG氏、EG氏、SN氏と常連の強者たちが顔をそろえており、私を含めて合計6人が集合。 じゃんけんで私は左舷の胴中に着座となった。

定番の2本バリ6号ハリスの仕掛けを用意する。 風はなく、まったく問題ない感じの海況だ。 毎年道具をセットする手が冷えて冷たい。 今シーズンはまだ寒いのを感じていなかったが、この日は気温4度となり、いつもの気分になった。

船は午前7時すぎに出航。 港を出て今切口を抜けて太平洋へ出ていく。 波は微妙にあるが、まったくもって穏やかな年末だ。 これで釣れれば言うことなしだ。

底潮動かず本命アタリ出ず

しばらく走って漁場に到着、早速釣り開始となった。 エサはオキアミの抱き合わせで、尻尾を切って丁寧に付けていく。 エサ取りにやられるのが嫌な人はホタルイカを使うこともある。

投入合図があり、先にテンビンとオモリを入れ、次に仕掛けを投げ入れる。 リールをフリーにすると、澄んだ海中に仕掛けが入っていく。 水色がきれいでクリア。 いい感じだ。 少し上潮が速いのが気になる。 水深は140m程度。 開始時点では雲が少しあるが、徐々に明るくなって晴れるだろう。

オモリは、潮が速いので120号を使う。 仕掛け着底後、仕掛け分くらいを巻き上げてアタリを待つ。 しかし底潮が動いていないようで、少しエサ取りが釣れるが、なかなか本命が釣れない。 一生懸命タナを取り直して仕掛けをいい感じに漂わせたいが、なかなかアタリが出ない。

渋いなか待望の本命ヒット

それでもしばらくやっているとIK氏が中型のアマダイを上げた。 しかし船全体のアタリが少なく、単発でしかこない。 イシモチが釣れたところを見ると、底が暗いのではないかと思う。

アマダイ船釣行レポート 動かない底潮に苦戦【静岡・わし丸】同船した名手に良型アマダイ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・植島孝裕)

名手のIG氏はそれでもアタリを取っていく。 私もアタリを出そうとするが、なかなか出ない。 それでも手持ちでタナを低めにしていると、やっと小ぶりの1匹を上げることができた。

最終釣果

連続で2匹上げていい感じかと思っていたら、またアタリが遠のいてしまい、なかなかうまくいかない。 刺し身用の2匹を釣ったので一応目標は達成しているが。 暴れる魚信を上げてみるとエソ君が付いていた。 今回は刺し身が欲しいので海にお帰りいただいた。

トモにいたEG氏、そしてミヨシにいたIK氏が良型を上げていい感じだ。 自分用の大型をと思うが終了時間となり、2匹で納竿となってしまった。 潮が動き、明るくなれば必ず食ってくると思われるので、今後に期待しながら帰港した。

ちなみに翌日も出船し、アマダイ中小型を4匹釣って2019年の納竿とした。

<週刊つりニュース中部版 APC・植島孝裕/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
わし丸
出船場所:新居港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年1月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。