シーズン真っ只中のヤリイカをイカメタルスタイルで狙いに福井・敦賀の色浜から出船する泰丸Ⅲアクションズに乗船した。事前情報で聞いていたムギイカ(若い小型のスルメイカ)はやはり高活性で、ヤリイカも交じって寒夜の釣りを満喫できた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・西野英之)
泰丸Ⅲアクションズでヤリイカメタル
当日、泰丸Ⅲアクションズに到着してすぐ船長にご挨拶。最近の状況を伺うと、「日ムラが激しく、ムギイカはなぜか高活性で数は釣れているが、ヤリイカはなかなか難しい」との事。ただ、荒れた後は調子の良い日が多いとの事で期待を込めて出船した。
泰丸は、大型船の2隻体制で半夜便や深夜便などいろいろなプランで出船している。また、舗装された無料駐車場が完備されているので悪天候時でも荷物が汚れないのが嬉しい。待合所にはトイレもあり、女性も安心だ。
ミヨシで攻めの釣りを
集合は出船の1時間前で乗船までの流れは、まず乗船名簿に名前などを記入し受け付け、その後、釣り座抽選をする。
私は残り福を狙い、残ったクジを取ると、何と1番を引き当てた。若い番号の人から順に好きな釣り座が選べるシステムだ。
「天気予報によると、風が吹くみたいなので、波が出るとトモが良いかな?パラシュートを入れて流すなら、ミヨシが良いかな?」などと考えた結果、「ここは攻めの釣り」と思い右舷ミヨシをチョイス。氷は受け付けにあるので、乗船前に入れておく。
当日のタックル&仕掛け
スッテの重さ、胴突きのオモリは、オマツリ防止のため船長から指示があるので、事前に確認しておく方が良いだろう。この日はスッテが25号、胴突きは100号の指示だった。
16時、いざ出船。約1時間をかけてポイントとなる敦賀沖へ向かう。港から各船が一斉にポイントに向かって出ていく風景は、なかなか迫力がある。
フォールでヒットはムギイカ
ポイントに到着し、パラシュートがなじめば釣り開始だ。水深は180mで船長の指示ダナは120mから上。スッテカラーはオーソドックスな物が良いとの事だった。
まず、鉛スッテは青白(グロー)、ドロッパーは、ブラウン系をチョイス。
1投目、70mほどのタナで糸が出なくなり、フォールで来たのかと思っていると、ラインが絡まっていた。ほどくのにモタモタしてると、周りはパラパラと釣れ出した様子。ムギイカはやっぱり高活性な様子だ。
ラインを直して再度落としなおそうとすると、また落ちない?まだ絡まってる?イヤ違う食い上げだ。私も幸先よくムギイカをゲット。
ヤリイカ混じりでヒット継続
その後も、70~90mの間でムギイカがよく釣れる。ムギイカに交じって時々ヤリイカが掛かり、中にはヤリイカダブルもあり、最高のスタートを切った。
しかしその後、徐々にイカの活性が低くなり、ポロポロと釣れる感じに・・・。次第に風が強くなり、風波が高くなりだすと、私は全く釣れなくなり大失速してしまったが、パターンをつかんでいる人は、その中でも釣果を上げている。
ワンピッチからのステイがパターン
この日は、ワンピッチで誘ってステイでアタリを出す方が良かったように思う。
終盤、減灯のタイミングで水面をヤリイカの群れが泳いでるのが見えた。
これから水温が下がって落ち着けば、これからまだまだ期待できそうだ。夜は、かなり冷え込むので、防寒対策をバッチリして、ヤリイカ狙いに行ってみてはどうだろうか?
<西野英之/TSURINEWS・WEBライター>