カットウ仕掛けで釣るショウサイフグがシーズン真っただ中。茨城県や千葉県ではジャンボサイズのフグが日々乱舞。場所によっては、40cm超えの良型フグが日に50尾釣れているところもある。今回は、フグ釣りの基本と釣況を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:長岡丸)
ショウサイフグのカットウ釣り
ショウサイフグの釣り方について解説する。
カットウ釣りのタックル
下図のようなカットウ仕掛けが主流。オモリのカラーはブラックや蛍光、集寄付きなどさまざま。潮色や活性によって使い分ける。
エサ付け
茨城、外房でのエサはアオヤギが定番。親バリにアオヤギを刺し、まず黒いワタの部分を付け、次に橙色のベロを縫い刺して4~5粒こき上げる。余ったヒモを縫い刺しにして小さくまとめれば完成。
釣り方
仕掛け投入後からアワセまでは下図の通り。投入時はオモリとカットウが絡まないようにオモリを持って振り込むようにするといい。船の上下動が激しい場合は、タナ取り後、3~5秒間隔で空アワセを入れるタイム釣りが有効。誘いにもなる。
アタリははっきりでることもあれば、モゾモゾしたり、モタれるだけなどさまざま。いかにアタリを捉えていけるかが、釣果を伸ばすカギ。反応がないときはフグが好むワタだけ食われていたり、仕掛けが絡んでいたりすることがあるので回収して確認する。魚が掛かったらテンションを緩めず一定速度で巻き上げる。
処理~調理
釣った魚は免許を持ったスタッフがきれいにさばき、身欠きにして渡してくれるので安心。刺し身や空揚げなど。寒くなる時期には鍋がいい。シメはダシを心ゆくまで堪能できる雑炊がお勧め。