一気に秋らしくなってきた10月15日、三重県・紀北町紀伊長島三浦漁港のフィッシング光栄へ、今シーズン初のアオリイカ狙いで釣友2人と釣行してきた。
前日までは浅場で好調
当初の予定では、9月に2回釣行を予約していたが、台風の影響などから両日ともに中止となり、この日が今シーズンの初釣行となった。
現地には午前5時半ごろに到着。
カリスマ船頭の佐々木良治さんに最近の状況を聞くと、前日までは比較的浅場のポイントで釣果が上がっているとのこと。
荷物を積み込み午前6時前に出港した。
沖に出てみると風がほとんどなく、予想以上にウネリが高い状態。
ティップランエギングには好条件とは言いがたく、この日は苦戦を覚悟しての釣り開始となった。
午前は波が高いタフコンディション
まずは、朝一から比較的浅い水深10m前後のポイントから流すも反応なし。
徐々に水深が深い場所へと移動し、水深が30mを超えた所でこの日の初アタリがあり、まず1尾目をゲット。
その後、しばらくして釣友の村瀬君にもヒット。
この時期にしてはまずまずのサイズの600gオーバーのアオリイカだった。
この調子で3人とも釣果を上げていきたいところだったが、ここで釣友の1人が船酔いで脱落してしまい、ここからは実質2人での釣りになってしまった。
ポイントを変えながらさらなる釣果アップを目指すが、その後も波が高い状況は続き、エギを安定させるのが難しい状態が続く。
小型を数尾追加したものの、午前中は全員で5尾の釣果で終了となってしまった。
コンディション回復とともにイカの反応上向きへ
釣友の船酔いも治らないので、いったん港に戻り休憩とした。
そして、午後1時に再出港。
再度沖に出てみると、午前中に比べて波はやや低くなり、アオリイカからの反応が増えてきた。
相変わらず風があまりないので軽くキャストし引っ張ってみると、午前中の不調がウソのように反応がある。
2人で交互にヒットさせ、結局午後の最後の2時間で12尾の釣果があり、終わってみればアオリイカ17尾の釣果となった。
午前中は厳しい展開になったが、終わってみればまずまずの釣果となり満足な一日となった。
佐々木船長の話によれば、今シーズンは昨シーズンより釣果も上がっており、今後は1kgクラスの大型サイズも期待できるとのこと。
フィッシング光栄ではレンタルボート6隻のほか、仕立での出船もある。
船舶免許を持っていない人や、初めてでポイントがよく分からないという人なら、こちらの仕立船がお勧めだ。
皆さんも一度良型アオリを狙って釣行してはいかがだろうか。
<週刊つりニュース中部版 APC・桑原一幸/TSURINEWS編>
フィッシング光栄