夏の風物詩といえばシイラを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。数週間前からシイラの釣果が聞こえていたので、友人2人と良型シイラを夢見て静岡県沼津市井田のゴロタサーフを目指した。
シイラの回遊状況
事前に得ていた情報としては『良型のシイラが抜けて小型のシイラが主体となりつつある。』とのことであった。
しかし、群れに当たれば長時間の入れ食いもあるということでありシイラの釣果に早くも期待が膨らんでいた。
当日は中潮であったが、干満の差はあまりないため潮からここが狙い目というような事を絞るのは難しそうだった。一方でシイラは潮目などの潮流があれば日中でも狙えるのであまり問題ではないとも感じていた。
当日のショアジギタックル
タックルは小型のシイラにはオーバーパワーとなるがメータークラスの釣果もあったため、ショアスパルタンスタンダード96Hにヴァデル3500Hとした。ただ、持ち合わせがこのタックルだったというだけであり、 釣り竿自体はもうワンランク、ツーランク弱い竿でも充分に対応可能だろう。
※タックル図作成
まずはタチウオ狙いから
当日は夜から雨が降ったり止んだりという状況で肌寒く、シイラ側はともかく釣り人側の士気は下がるだろうと思いきや、釣り場は満員御礼!
我々も負けじと場所を確保すると、まだ暗いうちに準備を済ませて、このところ釣果情報が出ているタチウオを狙った。
タチウオの狙い方
タチウオは30〜40gのジグを回し、仲間と協力し友人二人は下から、私は上からと手分けをしながら狙い始めた。
アクションは本命のシイラを前に疲れてしまわないようにタダ巻きやストップゴー、そしてそこにフォールを交えた単純なアクションのみで狙った。タチウオを狙うショアジキングではどのようなアクションでもスローペースでやるのが基本だ。
中層で友人にアタリが出たため、その高さを私も攻めるとすぐにヒット。かなり遠くでヒットしたため慎重に巻いてくるとそれが仇となり手前の海藻帯に引っ掛かってしまいバラシ。そうこうしてる間に周囲は少しずつ明るくなりタチウオも消えてしまった。