エギ&スッテで狙う『明石ダコ』 4回の釣行からシーズンの展望を占う

エギ&スッテで狙う『明石ダコ』 4回の釣行からシーズンの展望を占う

『明石ダコ』釣りのシーズンがいよいよ盛期を迎えています。今回は、6月に行った4回の釣行から今シーズンの傾向を検証してみます。釣果アップのワンポイントアドバイスも併せて解説します。

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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『明石ダコ』は短時間狙いがオススメ

待ちに待った明石ダコのシーズンが到来です。

私はボート釣りで明石二見沖へ、朝の潮を狙って短時間勝負の釣行をしています。潮が速くなれば釣りづらいので、釣れるタイミングの中でも釣りやすい時間を狙っています。

大阪には、「朝バネ釣り」という釣りがあります。夜明け後の朝一番にハネを釣り、仕事に間に合うように上がる釣り方のことです。タコ狙いの乗合船にも出港から帰港まで4時間というプランもあり、短時間勝負はひとつの選択肢です。

時合いと潮の関係

タコは、海底に生息し、エサの豊富な場所に縄張りを持っていて、好物の甲殻類を食べています。縄張りの侵入者を演出し興味を持たせ、エギを「エサだ」と思わせ、仕掛けに近寄らせます。

潮の流れが速い時は、採餌行動が多くなく、また仕掛けも潮の流れで浮き気味になるので、釣りにくい時間帯です。良い時合いは、潮の流れが緩み始めて止まるまでと、止まっていた潮が再び動き始める緩い流れの間です。

この時合いは、ボート釣りの場合、潮に乗せて流れるボートが1ノット(1.85km/h)以下と見ています。この時合いを狙う、朝タコの短時間勝負です。

エギとスッテのカラー選択は?

エギ&スッテで狙う『明石ダコ』 4回の釣行からシーズンの展望を占うエギとスッテ

タコエギかタコスッテを、タコ用の三つ又スイベルでつないで使います。エギやスッテのカラーは好みのものからスタートでOKです。

しかしその日の当たりを見つけるのも大事。グリーンカラーが良いとうわさが5月に流れました。雨が少ない5月は、潮が澄んでいたのでグリーンが当りになったようで、イエローとの組み合わせが実際に良かったです。

ただ、「潮に濁りが出れば、ピンクやオレンジに分がある」とは、釣具屋の店長談。これからの季節はこちらかも?自身で傾向を導き出す楽しさはたまりません。

エギとスッテどちらがよい?

エギかスッテどちらが良いか。これまた好みのものでOKだと思います。ただ、各々の特性は理解しましょう。

スッテはエギよりハリが細いのでかかりは良く、あのフワフワ感は独特です。そして、根がかりの回避がしやすいですが、細いハリで身切れのバラシが多くなります。

また、アタリからアワセ迄はエギより長く待つ必要があります。足の奥にかかるように乗っかってくるのを待つためです。ちなみに、私は、エギ2個+スッテ1個の欲張り仕掛けです。

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