釣りを始めてみたい、という方はけっこういらっしゃるもの。
よく聞かれるのが「釣りをやってみたいんだけど、でも、どんなところに行けばいい?何を用意すればいいの?」という質問。
しかしこれ、よく考えるとなかなか難しいテーマです。
飽きない程度に魚が釣れて、難しくなく、非日常感のある新鮮な体験ができ、そして何より大事なのは「もう一度いきたい!」と思ってもらえること。
今回はそんな初めての人向けにオススメできる、定番の釣りをご紹介します。
手ぶらでGo!釣り堀で淡水魚を釣ってみよう
ウキがぴょこぴょこ動くのを眺めているだけでもテンションがあがります。
釣り堀に行けば、管理されている施設なので、釣り道具のレンタルはもちろん、お手洗いや駅近でアクセスもばっちり!
餌のつけ方や釣り方のコツなど、わからないことがあれば、釣り堀の管理人さんに聞けば、すぐに教えてくれるのもとてもありがたいです。
釣り堀での釣りは大半がウキ釣りです。
仕掛けを水面に送り込んで、ウキの動きをじっと見ましょう。
ツンツンとウキが動くと、それは魚が餌を小突いている証拠。
なので、ウキがスイっと横に動いたり、素早く深く沈んだら、くいっと竿をあげてアワセてみましょう。
釣り堀によって様々ですが、モツゴ、コイ、フナ、金魚などが放流されています。
中には、釣った魚をお持ち帰りができる釣り堀もあるので、釣った魚を自宅で飼ってみるのもまた一興です。
渓流の大物「マス」を釣ってみよう
大勢でわいわい楽しむのにも最高です。
キャンプ場の近くに意外と多くあるのが、渓流釣り堀。
「渓流釣りって、なんだか難しそう……。」と思う方もいるかもしれませんが、マスは定期的に放流され、釣り道具のレンタルもあり、釣り方も簡単です。
キャンプと併行して、ぜひファミリーや友達同士で渓流釣り堀に行ってみてはいかがでしょうか。
マス釣りのエサにはイクラを使います。まったくグルメなお魚さんです。
マスは30cm前後もあり、とても力強い魚でもあるので、かかると力の引き合いになります。
グイグイと引き込み、とことんアクション性を楽しませてくれる魚です。
釣り上げたマスは肝を取り除き、塩をすり込み、およそ20分じっくり焼き上げれば、塩焼の完成です。
青空の下、キャンプの晩御飯に釣りたての魚なんて、最高のロケーションではないでしょうか。
海釣り公園でのサビキ釣りで大漁!
住まいの場所によっては、「海釣り公園」という施設が近くにある方もいるでしょう。
そんな方は、ぜひ海釣り公園に遊びに行って魚釣りをしてみてはいかがでしょうか。
海釣り公園の近くには釣具屋が必ずといっていいほどあるので、そこで必要な釣り道具を揃えます。
施設内の売店でも取扱がある場合もあります。
もしわからないことがあれば、店員さんに聞けば、必要なものや情報を全て教えてくれるので、初めての方でも簡単に釣りを始めることができます。
お子様でも簡単な釣りは、サビキ釣りというもの。
サビキ釣りはハリにエサを通す必要がないので、パパママも安心して釣りができます。
釣れる魚は主にイワシやアジやサバ、サッパなどで、処理も簡単なので今晩のおかずにぴったり。
撒きエサをエサカゴに詰め込んで仕掛けを下ろすと、魚がいればすぐにアタリがあります。
仕掛けを引き上げると魚が1匹だけでなく何匹も釣れる、なんてことも夢ではありません。
まさに大漁、お子さんであればテンション最高潮でもっともっととせがまれること間違いなしです。
釣れる魚は概ね小ぶりなので、鱗とワタをとって丸揚げにすれば、骨ごと食べられるので、これもお子さまには喜ばれます。
もちろんビールの肴として最高なのは言うまでもありません。
ちょい投げで色々な魚を狙おう
本格的な投げ釣り(長くて重い竿を遠投すること)ではなく、海釣り初心者でも気軽に始めることができるのがちょい投げ釣りです。
最近では釣具屋に「ちょい投げセット」という釣竿から仕掛けまで全て揃ったものもあるので、準備もとても簡単。
ちょい投げ釣りは、エサをつけて仕掛けを投げ込み、サオをちょいちょい動かしていれば何かしら魚が釣れてしまうという、なんといってものどかでゆったりとした時間を過ごせるのが魅力です。
エサは青イソメなどの虫エサがもっとも良く釣れて一般的ですが、虫エサが触れないという場合はバイオワームを使うという選択肢もあります。
仕掛けをひょいっと投げたら、あとはのんびり座って待機。
隣の釣り人に話すも良し、久しぶりの海の景色に癒されるも良し、お弁当を食べるも良し。
サオの先に反応が出るのを待ってみましょう。
時々は仕掛けを引いて、エサがあるか確認をします。
エサが残っていたら、少し場所をずらしてみましょう。
ちょい投げ釣りではシロギスやメゴチ、ハゼなどを釣ることができます。
どの魚も天ぷらダネとしては最高です。
ときにはアイナメやカレイなど、思わぬ高級魚がかかってしまうことがあるのもこの釣りの楽しいところです。