3月24日はゆっくり出発して長野県・大鹿村に向かい、1泊2日で渓流ルアートラウト釣行を満喫した。
小渋川ではノーバイト
釣行当日の3月24日は、ゆっくり出発して長野県・大鹿村に向かう。
愛車の仕様が変わり車中泊が無理なので、のんびりと釣りをした後で温泉に浸かってお酒を飲んで、即就寝できたら最高だなと思うことが多くなってきた。根気よく探した結果、快く男1人を受け入れしてくれた、長野県・売木村にある「ささゆり荘」に宿泊させていただく。
午前11時、小渋川に架かる小渋橋から上流を探索することにした。
ところが、エン堤を2つ越えてもノーバイトが続き、小渋川は30分足らずで諦め下流の青木川へと移動する。
青木川でショートバイト
ここは谷が狭くなって人家や畑が近くにあり、里川の雰囲気がするお気に入りだ。この日もいつものように薄く白い濁りが入り、水位は平水といった感じ。
しかし近づくと、幾分起伏が減ったようだ。そういえば、昨年秋以降の豪雨で大鹿と南の遠山を結ぶ林道も崩落し、長くてこの秋まで林道経由で遠山との行き来ができないらしい。きっとその時運ばれた土砂によって、渓相が平坦にしてしまったのかもしれない。
そんなことを考えながら岩の脇にできた反転流へ送り込んだアイフィッシュFT―5S(金アユ)に、白い魚影が追う。
初めての反応はあまりに早く一瞬幻かと目を疑ったが、今度はしっかり沈下させて短い距離を上下にアクションさせると、ゴリッとショートバイトを食らわしてきた。
そこで上流側に回ってリトリーブ方向を変えると、アマゴらしい魚影は見切った感たっぷりの距離を保って、ミノーを追尾してくるのが分かった。
こうなってしまうと、こちらも見切って次なるポイントへ進むほかない。
その後も足元の反転流や対岸の岩陰からチェイスはあるものの、ヒットに至らずもどかしい時間が流れた。
エン堤下深場で初イワナ!
そして体がほどよく温まったころ、エン堤下の深場に到着する。が、長いこと大鹿村に通っていても、この深場には縁がなく、私には魅力的に映らなかった。
半ば諦め気分でミノーを巻き返しに絡めていると、落ちる水がミノーをたたくような感触が。でも実はそれがアタリで、慌ててランディングしたイワナ20cmがネットに収まる。続く上流域も同サイズのイワナ1匹追加して、塩川へと移動した。
鹿塩川下流でサイズアップ
しかし狙った区間は先行者がいたため、鹿塩川下流域をこの日最後の入渓場所とする。
大きな岩や護岸のエグレといった明確なポイントが連続するなか、水流の強い対岸のダウンにヒットし、浮上させて抜き上げたのがサイズアップのイワナだった。
これにて大鹿村を満足し、飯田市内の釣具店で同漁協の年券更新を行った足で売木村へと流れていく。
この日お世話になる「ささゆり荘」では、温泉に食事、さらに温かい寝床が待っているのだ。もちろん夕食時にはアルコールもいただいて、ほろ酔いで就寝と本当にぜいたくな夜だった。