4月20日(月)、埼玉県戸田市にある道満河岸つり場へタナゴ釣りに行ってきました。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)
道満河岸つり場でタナゴ釣り
今回指導してもらったのはアングラー・鈴原ありささん。以前教えてもらった時に完全にハマって、今回は2回目のタナゴ釣り。小さい魚なのにちゃんと釣りをしている感じになるのが忘れられなくて、前日からわくわく。
釣り場の様子(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)タナゴ釣りって、魚は数cmしかないのにアタリはしっかり「ビリッ」とくるんです。この小ささでこの感覚?というギャップがとにかく楽しい。しかもその一瞬のアタリをどう掛けるかで釣果が変わるから、ただの小物釣りとは全然違う面白さがあります。
そしてタックルはポーチ1つで完結。竿と仕掛けをサッと出せばすぐ釣りができる手軽さも魅力のひとつ。思い立ったらすぐできる、この気軽さはかなり大きい。
タックル
今回使った竿はスミスの新作モデル、小物釣り用の「六華(りっか)」をお借りして、仕掛けやウキのセッティングはすべて鈴原さんにお願い。横で見ていると、ウキの浮力や糸のバランスなどかなりシビアに調整していて、「この釣りはバランスがすべてなんだな」と実感。
使用したタックル(作図:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)正直、最初は自分であれこれやるよりも、経験者に見てもらった方が圧倒的に早いと思いました。甘えるのも大事(笑)。そして見て学ぶ。
エサとタックル(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)エサは練りエサ。指で小さくクルクル丸めてビー玉くらいの団子状にして完成。ハリをスッと刺し、引っ掛けるようにほんの少しだけ付けるのがポイントとのこと。最初は魚を寄せるため、やや多めにつけてもOKだそうです。
1尾目ゲットも空振り連続
少しボリュームが出るように付けて、準備ができたら、すぐに1投目を投げ込みます。狙うのは岸際の枝の横とか、陰になっているところや水のヨレなど、ちょっとした変化のある「ここいそう」という場所。仕掛けを入れて、ウキがゆっくりと立ち、馴染んでいく時も瞬きを我慢してウキの変化を注視します。そして次の瞬間。ウキがチョン。反射的に軽く合わせると、そのままスッと乗ってあっという間に1尾目をゲット。
あっさり釣れてたので今日は入れ食い?と期待したけど、ここからが本番でした。アタリはめちゃくちゃあり、ウキは確実に動く。でもアワせても空振りばかり。もしくは一瞬ハリ掛かりしたように感じてもすぐ外れてしまうんです。どこでアワせるかが、とにかく難しい。鈴原さんを見ていると簡単そうなのに、自分でやるとタイミングがズレているのがわかりました。
レクチャーを受ける(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)そんな時、鈴原さんからアドバイス。「スーッて斜めに引く感じでアワせたらいいですよ」。強くアワせるんじゃなくて、スーッと引く。言われた通り、ウキが動いた瞬間に手前方向へ軽く竿を引くけど空振りの連続。タイミングがほんの一瞬ズレるだけで乗らないのがわかります。でも、そこが合えばちゃんと掛かるということです。
手軽だが奥が深い
ウキに全集中すること数分、何度も失敗したあとやっと成功!この1尾を機にアワセの感覚がわかって、そこからは不思議と連続して掛けられるようになったんです。身体がタイミングを覚えた感じで、今だ!という瞬間がわかるようになり、楽しくなっちゃいました。
ただ不思議なのは、私が釣るのはメスばかり。それに対して鈴原さんは、婚姻色が出たオスをコンスタントに釣っているんです。赤や青がほんのり入ったその姿は、小さいのに存在感があってすごくきれい。同じ場所で釣りをしているのに、この差は何なのか。タナなのか、アワセのタイミングなのか、エサの付け方か。こういうこまかい違いが結果に出るのも、この釣りの奥深さだと感じました。
常連さんから情報収集(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)見た目だと座って目の前に仕掛けを落としているだけで、正直かなり地味に見える釣り。でも実際にやってみると全然違う。ウキのわずかな変化を見逃さず、瞬時に判断して掛けにいく。かなりテクニカルで、手先の感覚も重要。集中力も必要で、気づけば無言でひたすらウキを見続けて自分の世界に入ってしまいます。
時々くる強めの引きがあるんですが、上がってくるのはクチボソ。タナゴとは違う強い引きで、これもまた楽しませてくるんです。
ハマると抜け出せない
気づけば時間はあっという間に過ぎてしまうほど。単純な繰り返しのようでいて、毎回微妙に違う状況に対応していくこの釣りは全然飽きないし、むしろどんどん集中してしまいます。大物狙いとはまったく違うけど、釣りをしている感は十分味わえます。技術で大きな差が出る釣り。だからこそ一度ハマると抜けられないのかもしれません。
色鮮やかなタナゴ(提供:週刊つりニュース関東版・石坂衣里)次は婚姻色のオスを狙って釣り分けられるようになりたいなぁ。釣り分けできるのかな(笑)?そんな課題もできて、まだまだやり込みたくなる釣り。手軽だけど奥が深いタナゴ釣り、本当に面白いのでお勧めです!
<週刊つりニュース関東版・石坂衣里/TSURINEWS編>
道満河岸つり場


