庭先でウグイスが鳴き、寒さも緩んで釣りやすい季節がやってきた。シーバスも産卵を終えた大型の個体が河川に帰ってくるが、まだまだ水温も低く活性もイマイチだ。それでもベイトの数が日に日に増えて状況は悪くない。悪くはないが、釣るのが難しいのもこの季節なのだ。そんな春の千夜一夜の釣行をお届けしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
内房河川でシーバスゲーム
3月30(中潮)桜舞い散る内房河川へやってきた。
桜も満開(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)もちろん、狙いは産卵を終えた大型のシーバスだ。この日は風が強くてかなり釣りにくいが、寒くはないのでどうにかなりそうだ。
強風の内房河川へ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)バイブレーションで探る
まだ少し明るいので、バイブレーションルアーで地形変化や橋脚付近、橋下の暗がりを中心に探っていく。明るいうちは釣れないだろうと予想はしていたが、やはり反応はない。
シンペンで60cm級がヒット!
そこで、動きを確かめる意味で、小型のシンキングペンシルを橋脚付近へ流し込むとまさかのヒット! それも引きからしてそこそこのサイズなのがわかる。完全に産卵を終えてベイトを食いまくっているようなパワーで上がってきたのは、60センチ級の久々の良型シーバスであった。
シンキングペンシルが有効(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)ベイトはバチからハクへ
その後、手前の浅い場所を小型のシンキングミノーを使って丁寧に釣り歩くと、けっこうな確率で針にハク(ボラの幼魚)が引っ掛かかってくる。これを見ると、やはりベイトはバチ(イソメ類)からハク(ボラの稚魚)へ変わっていると確信。
針に掛かるハク(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)しかし、この日は風が強く水面に浮いてこない。かといって浅すぎてボトム(底)を中心には狙いにくい。この状況が一番難しいが、暗くなってからのさらなる大物に期待してルアーを投げ続けた。
ボイル発生でシーバス追加成功
完全に暗くなるとベイトの気配が消えて不気味な静けさがやってくる。というよりは、風が強まって水面が波立ち見えにくい。キャストの定まらない中で苦戦する時間が続いたそんな時、足元の超浅場でなんとボイルが起こった。それもかなり激しくベイトが追われている。これはチャンスと思い、しばらく狙い続けたがこういうのに限ってお約束のように釣れない。もはやここまでかと思った瞬間、何となく流していた小型のシンキングペンシルにヒット!
1匹目よりは小さいシーバスが食ってきた。こちらも強力なファイトを見せてくれたが、無事に2匹目をキャッチした。その後も最後の最後まで粘って釣ったが、アタリもなくこの日の釣りは終了。
40センチ級も多い(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)今後の展望
さて、この日の釣行を振り返ると、良型を含めシーバスが2匹とまずまずの釣果ではあった。
確かにベイトが増えて状況的には良くなりつつあるが、まだまだ活性は低い。おまけに春は風が強い日が多く、よりキャストの精度やルアーの選択が重要となる。まさに釣り人の「ウデ」が試される季節なのだ。
まだまだ春のハイシーズンには遠い感じはするが、これからは面白い釣りができそうな、そんな予感がした。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>


