12月初旬、ハイシーズンを迎えた南房総の半夜キンメダイ釣りに出かけた筆者。フラッシャーサビキに赤いダイヤの多点掛けを狙い、キンメ2桁をキャッチした釣行をお届け。
（アイキャッチ画像提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）
目次
恵津丸でキンメ釣り
ハイシーズンである12月初旬、千葉県南房総市乙浜港へ出掛けた。高級魚と広く知られているキンメダイを、良い日に当たれば定数40匹も釣れる事もあると聞き、期待が膨らむ。
恵津丸さんに乗船
館山道、富浦インターから30分。千葉県は南房総市乙浜港恵津丸さんへ乗船した。時刻は15時半になり、釣り人が集まり賑わっていた。座席は満員御礼、夜キンメダイ釣りはシーズン限定で釣果が期待される為、人気がある。
恵津丸（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）実は体に優しい釣り
船釣りと言えば、出船時間の関係で、寝不足になる事が多いのだが、前日の夜はしっかりと睡眠が取れて渋滞もあまりない時間に走行し、出船も16時過ぎと、体に優しく無理せず楽しめる釣りだ。
当日のタックル
キンメ釣りは多点掛けを狙う釣り。そのため、ロッドにはしなやかさとパワーの両方が求められる。この条件をクリアし、さらに感覚的な楽しさを付加してくれるロッドを当日はセレクトした。
使用タックル
HB AKAMUTSU 195
3000番台電動リール
PE4号
仕掛け
当日用意したフラッシャーサビキ仕掛けは2種類。メインの4.4mは仕掛けが短い分さばきやすく、幹糸が太い為お祭りをほどきやすい利点と、棚が分かれば枝間が短い為、お宝ザクザクとなる。
使用した仕掛け（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）一方、7mの方は仕掛けが長い分、幅広く喰い棚を探れるのと、上記仕掛けより比較的安価で手に入れられるのが特徴。個人的なオススメとしては、扱い易さを重視する筆者のオススメは4.4mだ。
幹糸22号10本仕掛け4.4m
幹糸7号8本仕掛け7m
オモリ：150号
静かな立ち上がり
小春日和の夕刻、釣友と港へ到着。恵津丸の女将さんが軽トラを港へ付けて、順番に乗船名簿を記入。代金を支払うと釣座を指定されるので、荷物を船へ運ぶ。当日は中乗りさんが乗船していたので、座席まで荷物の運搬を手伝っていただいた。
16時過ぎには出船。ポイント迄夕日の綺麗な海を眺めて進む。日があるうちは、クロムツメインで狙う模様。
ポイントへ移動中（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）フラッシャーサビキの仕掛けの下4本にサバエサをセット。ポイントへ到着したが、船長は反応が全く出てないとの事。
仕掛けにエサをセット（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）サバでお祭り騒ぎ
今日はバリバリ喰いの立つ日ではないのか？しっかりと拾い釣りをしていくのかなと考えていると、後ろや隣や私の仕掛けをサバが絡ませて、お祭り騒ぎ。そんな事が続き釣りにならない時間が過ぎていく。
️上目のタナで本命キンメダイ！
明るいうちはクロムツメインで、ボトム付近を探るが、日が暮れて暗くなりミヨシの方が本命を釣り上げるのを目撃！俄然やる気スイッチが入る！
丁寧に棚を探る（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）船長からはボトム指示だが、上棚まで探って見ることにした。底取りから1m、2m、3mと待ちを入れながら探ると、3mでガグガクと竿先から魚信。
丁寧に一尾を取り入れる
サバも見えるため、追い食いは期待せずに一尾づつ丁寧に取り込みをするようにと船長からのアナウンス。HB AKAMUTSU 195から魚の確信を伝えられ、柔らかく竿が曲がり、時折見せる引きを見てはワクワクが止まらない。
どうにか取り込まれたのは、本命のキンメダイ！小さくても良く引いた嬉しい本命！今日は全く反応無いと嘆く船長ですが、ポツンとた〜まに上がってる様子。
本命のキンメダイをキャッチ（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）スミヤキ混じりでキンメ拾い釣り
先程の投入で反応のあった上棚3〜4mを探ると、今度は4mで反応有り。大事に巻き上げるが、キンメとスミヤキのダブル。スミヤキが活発で、本命との釣り分けも出来ず難しい状況。
キンメツ抜け達成
時折現れる本命に喜びながらも、20時過ぎた所で終わりの合図。残念ながらキンメでクーラーを赤くする事は出来なかったが、厳しい状況でもどうにかツ抜けは出来た。
ツ抜け達成（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）ゲストはクロムツ2尾にスミヤキ5尾。暴れん坊のサバは私にはかからなかった
ゲストのクロムツ（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）今後の展望
船長に伺うと2月位までは、出船する予定との事。まだまだ高級魚乱舞のチャンスはありそうなので、是非出掛けて頂けたらと思う。
キンメを狙うなら2月いっぱいまで（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）釣果料理に舌鼓
釣ったキンメダイはチラシ寿司に。寿司飯の上に湯引きしたキンメ・大葉・ネギ・ゴマ・柚の皮を散らした。文句無しにうまい！100点満点だ。
キンメダイのチラシ寿司（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）ゲストのスミヤキは刺身となめろうに。皮目の骨を避けて削ぎ落とした刺身は脂ノリノリ。皮目の骨の周りをスプーンで削ぎ、生姜ネギ大葉味噌を加えたなめろうも旨味を感じてとても美味しかった。
スミヤキの刺身となめろう（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）alphatackle【HB AKAMUTSU 195】
『HB AKAMUTSU』は、水深200m前後を200号オモリで狙うようなアカムツ釣りに特化したロッド。深場＆重い仕掛けでもシャープな操作感を得ることができる点が最大の特徴だ。
アカムツ釣りに特化したロッド（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）キンメダイ釣りとの相性
操作感は軽快ながら、魚が掛かるとしっかりと曲がり込み、強靭なバットパワーで受け止めてくれるのも『HB AKAMUTSU』の特徴。多点掛けを狙うキンメダイ釣りにおいても、着底・誘い・アタリへの対応はもちろんのこと、安定した巻き上げでバラしを防ぎ、アングラーの元へ赤いダイヤを届けてくれる。
今回もHB AKAMUTSUが大活躍（提供：alphatackleフィールドスタッフ・二上あや）＜二上あや／alphatackleフィールドスタッフ＞
