神奈川県横浜市から出船するガイド船「BLEU LANE YOKOHAMA」(ブルーレーンヨコハマ)に乗り込み、夏のグランドスラムに挑戦しました。人気急上昇中のビッグベイトシーバスをはじめ、青物やフラットフィッシュなど、多彩な魚種を狙った一日の模様をお届けします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・山下洋太)
目次
ビッグベイトシーバスゲーム
ビッグベイトシーバスとは、大型ルアーを使用してシーバスを狙う釣りのこと。どのサイズからビッグベイトという明確な定義はありませんが、15cm以上のジョイントベイトやペンシルをビッグベイトと呼ぶ傾向があります。
このビッグベイトシーバスは、近年東京湾で盛り上がりを見せており、30cmを超えるジャイアントルアーと呼ばれる超大型ルアーもリリースされています。
夏も釣れる
ビッグベイトシーバスというと秋のイメージが強いですが、じつは夏も釣果に期待できる釣りなんです。
ビッグベイトは夏も釣れる!(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)ガイド船がオススメ!
東京湾のビッグベイトシーバス船は、大きく分けて乗合とチャーターがあります。毎年ハイシーズンになると県外からも釣り人が殺到するほどの盛り上がりを見せます。
使用したビッグベイト(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)しかし、他の乗船者がいる中、狙ったポイントにルアーをキャスティングする必要があるため、初心者にとって乗合船は難易度が高め。そこでおすすめしたいのが「ガイド船」。
少人数でチャーター
少人数でチャーターができるため、仲間内だけで予約することができ、船長からも丁寧なレクチャーを受けることが可能。
ガイド船は広々と使えて初心者にもおすすめ(提供:BLEU LANE YOKOHAMA)機動性に優れている
また、ガイド船は20フィート台の比較的小型な船が多いため、機動性に優れています。大型の遊漁船では近づきにくいようなポイントにも入って狙うことができる点も魅力的です。
BLEU LANE YOKOHAMAのガイド船(提供:BLEU LANE YOKOHAMA)BLEU LANE YOKOHAMA
BLEU LANE YOKOHAMA(ブルーレーンヨコハマ)は名前の通り、横浜エリアにあるガイド船です。
操縦席(提供:BLEU LANE YOKOHAMA)最大の魅力は圧倒的なホスピタリティ。船長の優しいアドバイスや、手厚いフォローで初心者でも楽しく魚を釣らせてもらえるため、釣り初挑戦の方やファミリー層から厚く支持されています。
トイレも完備
船にはトイレを完備しており、女性やお子様も安心して乗船できます。
トイレ完備(提供:BLEU LANE YOKOHAMA)プランの自由度が高い
また、自由なプラン立てができるのも魅力のひとつ。ビッグベイトシーバス、青物キャスティング、タチウオジギングなど、さまざまな釣りを1日で楽しめる釣り人のわがままを叶えてくれることも人気の理由です。
東京湾「夏のグランドスラム」に挑戦
8月上旬、筆者と釣り仲間の2人でBLEU LANE YOKOHAMA(ブルーレーンヨコハマ)に乗船。ビッグベイトシーバス、青物、フラットフィッシュ、タチウオ、シロギスのすべてで釣果を出す夏のグランドスラムに挑戦しました。
ポイントへ移動中(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)富津付近にコノシロの群れ
当日は3時半ごろに横浜市内の港より出船。周囲がまだ暗い中、コノシロが豊富にいる千葉県・富津付近を目指して船を走らせます。
釣り場に到着すると船の周りでピチャピチャと魚が跳ねているのが目視できます。これがシーバスのエサとなるコノシロのようです。
魚探の反応を見ると、水面だけでなく、水面から5mほどの深さにもコノシロがみっちりといるようです。ここで使用するルアーは190mmのビッグベイト。背中付近にあるアイを使うと1.5mほど潜り、やや深いレンジを探れます。
船長の合図があり、ここで釣りをスタート。キャストしたら一度早巻きしてルアーを深く潜らせ、しっかりと潜ったらゆっくりとしたただ巻きでシーバスの反応を探ります。
ビッグベイト投入(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)ランカークラスのシーバスがヒット!
すると、開始早々、シーバスがチェイス。期待が高まります。ここで、水面の反応を探るため、フローティングタイプのペンシルに変更してみます。
ペンシルを投入(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)水面を滑らせるように動かすドッグウォークをさせていると、シーバスが「バコン!」と激しくルアーにアタック。しかし、フッキングせず。水面への反応が悪いのではと思い、水面直下を引けるフラットサイドボディのビッグベイトを使ってみることに。
水面直下でついにヒット
軽くジャークして左右に飛ばすように動かすと、またまた激しいチェイスが連発。90cmに近いような超大型シーバスもルアーにアタックしてきます。そして、ついにシーバスがヒット。
激しいエラ洗いをすると、80cmほどのシーバスが目視できました。「あ、デカい!!」と一同が声を上げた瞬間、エラ洗いをしてまさかのフックアウト。その後もチェイスはミスバイトが連発し、釣果こそ出なかったものの、目で見て楽しめるビッグベイトシーバスの醍醐味を満喫できました。
ナブラ狙い撃ちでワカシにサバ
ビッグベイトシーバスをしていると、船の周りでナブラが起こり始めました。ここでミノーに付け替えてキャスティングで狙ってみます。四方八方でナブラが起こり、期待は最高潮に。
そんな中、早速青物らしき魚がヒット。強い引きを見せて上がってきたのはワカシ。
ワカシをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)そして、ブレードジグを使用した同行者はサバを連発。早々に青物の釣果が出て、大満足です。
同行者はサバをゲット(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)ワームでマゴチも登場!
そんな中、密かにワームで底付近を丁寧に探っていると、何かがヒット。上がってきたのはマゴチ。青物、フラットフィッシュの2種目をクリア。ここで、タチウオ狙いにシフトしてみます。
マゴチも釣れた(提供:TSURINEWSライター・山下洋太)

