新しい年が明け、いよいよ2025年の釣りが始まる。さっそく元日から気合いの釣行をする人も多いと思うが、ここで付きまとうのが、「人的トラブル」だ。この記事では釣り場の対人トラブルについて、どう対処したら良いかを考えてみたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)
釣り場で起こる対人トラブル
人と人とのトラブルについは、過去に何度か記事にしているが、年々そういった悲しいトラブルは増えているように思う。中でも1番多いのは、場所の取り合いだろう。これはエサ釣りでもルアーフィッシングでも同様に、あちこちの場所で見るお馴染みの光景だ。
他にも、隣りから自分の目の前に仕掛けやルアーを撃ち込まれたり、ひどいものになると、自分のイトを絡ませておいて、相手のイトを無断で切ってしまう。なんてのもよく聞く話だ。さすがにこうなると、口論になったりする気持ちもわかる。
暴力沙汰は全力回避
怖いのは、それが暴力沙汰になることだ。釣りなので、ナイフなどを所持していたらと思うとゾッとする。残念ながら、こういったトラブルは、釣りがこの世にある限りなくならないのだろう。
では、怖いことになる前に、どうしたら良いのかを考えてみたい。
釣り場トラブルの対処方法
と言っても、トラブルのほとんどがケースバイケースで、参考程度にしかならないが、まずは声を掛け合うなんてのは当たり前だ。確かに釣り場はみんなのものだが、入りたい場所に先行して入ってる人がいる場合、声を掛けてお邪魔する方が平和でいい。
ちなみに筆者は、無理して入ることはしない。別の場所へ移動する。これも1つの方法だ。挨拶してもやっぱり近くに来られるのを嫌う人もいるからだ。まぁ、違う場所へ行ったら新しい発見があるかもしれないし、思いがけず釣れるかもしれない。そう考えればイライラしてトラブルになることもないし、キャストミスなどで他人の仕掛けやルアーを損なうこともない。何より楽しく釣って帰ることができる。つまり、気持ちや考えに余裕を持つことが最大の対処方法だと思うのだ。
コミュニケーションが取れない場合も
確かに釣りは楽しい。しかし、これも当たり前のことだが、誰もが同じ気持ちで釣りをしていないということを知っておかなければならない。暇つぶしに適当にやる人もいれば、ストレス解消にやる人もいる。人見知りで、釣りであっても人に会うことを嫌う人だっている。理由は人それぞれだが、残念ながら、こうしたちょっとした意識のズレが釣り場でのトラブルに発展し、さらにヒートアップすると、警察などのお世話になってしまうのだ。
コロナで屋外でできる遊びとして、キャンプや釣りが見直され、大ブームとなった。しかし、その裏で、ゴミ問題や対人トラブルなども劇的に増えた。あまり見たくないが、そういったものを動画に上げる人さえいる。もはや釣りを純粋に楽しむ時代ではないのかもしれないが、できれば釣り人同士、楽しさを共有できる存在になりたいものだ。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>