アジングタックルの中には、バーサタイル的な不思議なタックルも多く、扱えるウエイトの範囲がかなり広いタイプのロッドも存在します。そこで今回は、更にバーサタイルな「ワーム」をチョイスして、アジングタックルを流用した「ミドルゲームチャレンジ」の様子をご紹介致します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・松永一幸)
バーサタイルロッドでミドルゲーム
少し前に好まれていた、魚種を絞らずに狙う「バーサタイルスタイル」ですが、昨今では「〇〇専用」と謳われる特化型のスタイルが好まれ主流になりつつある様で……バーサタイルスタイルは、知らないうちに流行りから外れた印象です。
筆者はバーサタイルな性能のロッドを持っています。そのロッドなら釣れる物は全て釣れると欲張りな気持ちに陥った筆者は、新たなる考察を思い付き、検証釣行への意欲に掻き立てられてしまいました。
タックル
ロッド:TZS-S632AJI
リール:12’レアニウム2500S
ライン:PE0.4号
リーダー:フロロライン1.75号
今回持ち込んだ「ワーム」
悩みに悩み抜き、「デザインシャッド2.5インチ(チャートイエロー)」をチョイスしました。
理由としては、ナイトゲーム主体の筆者ですので、暗所で効果的と言われる「チャートイエロー」なら魚に見つけてもらい易いのでは?と、一般的なセールスコメントを重視してみました。
選んだフィールド
筆者の愛する「上天草一帯」での釣行としました。汽水域のフィールドも点在しており、チヌやシーバスの実績も高いため、今回のミドルゲームには持ってこいと判断しました。
見えシーバス発見
街灯のあるポイントで、早速ですがテクトロでサーチ開始です。すると、高活性なチーバス(小型のシーバス)が、6匹程で競う様に追尾して来ました。
慣れない光景に大興奮の筆者。不慣れな誘いにも、これだけの高反応を見せることは、選んだワームが正解だったと確信して、更に角度を変えてアプローチをかけて行きます。
ヒットするも伝統の「エラ洗いの洗礼」
釣り人が居ない幸運な環境でしたので、街灯の灯で出来たシェードを贅沢に全面使用して横引きで誘って行きます。
すると、目の前で大胆にボイルして、ヒットです!!やり取りが未熟な筆者は、エラ洗いの対処が出来ず、空中で痛恨のフックアウト……。
「この子達は、空を飛ぶのね〜」と学んではみたものの、その後も同様に4回もバラしてしまい、完全にルアーを見切られてしまい、無反応となってしまいました。移動してみます……。
再度フッキングするもバラシ
移動して来て、こっそり遠くから様子を伺うと……大量のシーバス達!!10匹のシーバスを肉眼で確認です。ここでも釣り人が居ない為、贅沢にシェードを縦横無尽に攻めてみます。
ダウンクロスで、足元のシェードに逃げ込むベイトをイメージして演出してみます。
この誘いに、たまらず3匹のシーバスが近寄って来ます。そこまではちゃんと筆者も見えてましたが、夜も更けてた事を言い訳にすると、どデカいシーバスが完全に咥えて並走してたのです!
足元でそれに気付き、慌ててアワセを入れると夢物語の様に綺麗に口から出て来ました……。
「え!なんで?」