赤瀬漁港(熊本県宇土市)の夜釣りで、セイゴの釣果が上向いてきた。4月28日に試し釣りに出掛けた時は嬉しいゲスト魚も交じった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
セイゴの釣期
赤瀬漁港のセイゴは夏から秋が釣期。アオ虫をエサにした電気ウキ仕掛けで狙う。序盤はマルセイゴ(スズキの若魚)中心だが、本番を迎えるとヒラセイゴ(ヒラスズキの若魚)が交じりだす。
ポイント
ポイントは東波止と西波止の2つ。特に東波止は長く、収容人数も多い。昼間は家族連れなどで賑わうが、夜になると一変。閑散としたうえ、広い海に静けさが漂う。
アタリなし
この日は午後9時ごろに東波止に向かった。5分ほど歩き、中間付近に釣り座を構え、早速準備に取りかかる。ウキは壁打ちなどに強いLFスマート。ハリは刺さり抜群な速手チヌをチョイスし、1ヒロのタナでサオ下から攻めてみた。
手返しすること10分、潮が動かないためか、全くアタリがない。いろいろ試しても反応はなく、時間だけが過ぎていった。
波止際攻め
釣り開始から1時間ほどが過ぎた時だった。潮が僅かに動き始めた。そこで波止際を攻めると、ウキが沈んだ。さほど手応えはなく、上がったのは18cmほどのアラカブだった。
釣れるパターン
釣れるパターンにハマったのか、アラカブとグチを連打。いずれも嬉しいゲスト魚だが、本命がほしい。そこで波止際を釣り歩くように探っていくと、ウキが横に走った。
小気味いい引きを味わいながら、そっと抜き上げたのは25cmほどのセイゴだ。その後も同じ要領でセイゴを追加。まだ釣れる感はあったものの、夜も更けてきたため、午後11時に納竿した。
今後の展望
同港のセイゴは釣れ始めたばかり。ことしは例年よりも二週間ほど遅れているが、これから数が出るだろう。たまにフッコ級もくるので、タモをお忘れなく。
<松田正記/TSURINEWSライター>
赤瀬漁港