渓流解禁から気づけばもう5月。皆さんの釣果はどうでしょうか?しかし、この時期は寒いのか暖かいのかよくわからない季節。気温や天気がコロコロ変わるので魚の状況もかなり変動し、思うように成果が出ない人もいるかと思います。今回はそんな春の季節に効くフライパターンや釣り方の考え方を独断と偏見で軽く語ろうと思います。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター泉陽登)
色々と面倒な季節「春」
春は魚の状況が常に変化します。当然釣り方もその状況に合わせる必要があります。天候や気温の状況でフライを浮かせるか沈めるか悩ましいこの時期。これに至っては季節によるものなのでどうしようもないです。
そんな中でも釣果が期待されるフライについて2パターン程紹介しようと思います。自分の中で実績があるフライですが、あくまで参考までに。
ユスリカアダルトパターン
ユスリカは春の中で威力が発揮されるフライの一つだと個人的に考えています。さらにこの季節はまだ大きな昆虫があまり出ていない時期です。ユスリカなどのミッジパターンは寒い時でも暖かい時にも使える万能なフライです。
魚にとっては川底にも外にもゴロゴロいる虫なので、食うに困らない飯の一つです。浮かしても沈めても使えるのでぜひとも試してみてほしいです。流れが緩やかな場所で効果を発揮すると思います。
フェザントテイル
雨や少し肌寒い時に使えるニンフです。ライズが見えない、活性が低い時はこのフライがオススメです。以前、ちょうどこの時期あたりに釣った魚の胃袋から出てきた捕食物を確認したところ、ユスリカの幼虫が大半を占めていました。
そのため、沈めて釣る方向に釣り方を変えたら釣果が上がったことがあります。状況が渋い時に使ってみるといいかもしれません。
結局は魚の気分次第
どんなに効果的な釣り方をしても、釣れない時があるのは鉄板です。ここでの結論は結局魚の気分で決まるということです。そんな中で自分が大事にしている釣り考え方は、”魚になりきる”こと。魚の衣食住を真剣に魚目線で考えると、色んな攻略方法が見えてきます。
具体的には自分がこの状況なら”どこに居たいか”、”何を食べたいか”、”どこなら安全か”など。これは釣りの魅力の一つと言えるでしょう。今回は実績があるフライを紹介しましたが、このパターンが通用するかどうかは分かりません。そんな時は魚になり切ると攻略の鍵が見えるかも……。
事故に注意
少し話が脱線しますが、最近釣り人に限らず、水難事故のニュースをよく見かけます。知人にも、先月渓流釣りで足を滑らせケガをした人がいます。渓流は危険な場所がかなりある所です。
自身も川底の藻類に足をとられ痛い思いをした経験があります。これに関しては他人事ではないので、常に気を付けながら釣りを楽しんでほしいです。もちろん他の釣り場でも同じです。
釣りは命あっての楽しみ。安全を確保しながら楽しく魚と遊びましょう。今回の話が参考になりましたら幸いです。
<泉陽登/TSURINEWSライター>