明石沖マダコ釣りがシーズンイン【兵庫】エギタコ調査釣行では3杯と上々の釣果に

明石沖マダコ釣りがシーズンイン【兵庫】エギタコ調査釣行では3杯と上々の釣果に

明石沖のマダコのシーズンが始まります。ここのところ個体数減少で不調が続いていますが、今年はいかがなるでしょうか。マダコ釣りは、頭の良いマダコとの騙し合いのようなゲーム性と、食べておいしいを併せ持つ良さです。さて、水温も15℃になろうかと上がり、タコツボ漁も始まって、どうやら期待のマダコの顔をが見れそうになってきました。早いながらも我慢できずにボート釣りマダコの調査釣行をしました。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター丸山明)

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丸山明

ゴムボートから始めたボート釣りも25年を過ぎ、もうover60です。釣りを極めたいです。

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明石沖マダコのシーズン

釣ろうと思えば、数が出るかどうかは別として1年中釣れるのがマダコですが、やはり低水温には弱く、適水温は15-23℃と言われ冬は苦手のようです。真夏の高水温期、特に昨夏は28℃ととんでもない水温に上昇でしたので、まさに茹でダコであったと思われます。適水温から見ると、5-7月が活動が活発になるようで、釣りのピークとも一致しているようです。2020年を境に個体数が激減しているようです。

理由は、様々を言われますが特定はできていないようです。個体数が減少して、漁獲量が少なくなり、明石沖沿岸におけるタコ釣りの規制が厳しくなりました。

明石海峡の転流時が時合い

個体数が多い時期は、時合い以外の時間帯でも釣れましたが、数が少なくなると時合いでの勝負です。マダコは、あの容姿ですから、ただでさえ潮の速い明石海峡西側のエリアで、流れに逆らってそう自由に動けるわけもありません。着底させた仕掛けが流されるような潮では、喰う確率は低く、ねぐらでじっとしているでしょう。

この海域は、明石海峡の潮流がはっきりと影響しますので、潮の止まる時間が明確です。そして、その前後は、潮の流れが緩み始め、また動き始めという、潮のゆったりとした時間帯があります。ここが時合いで、潮止まり前後に一気に喰いが立ちます。この時合いが、いわゆる明石海峡の転流時が釣行時間帯にある日を選ぶのが釣果への肝です。

タコエギのカラーと動き

マダコの周囲にタコエギが踊り、おっエサだ!と気づかせる第一歩は、エギのカラーです。水中での減光により赤-黄-緑の順に色を失い、さらに深く光が届きにくくなれば青一色の世界になる水中です。5-10mで赤が黒っぽくなります。しかし、マダコ釣りで30m以深は稀でしょう。

明石沖マダコ釣りがシーズンイン【兵庫】エギタコ調査釣行では3杯と上々の釣果に※画像説明文入力位置※タコエギいろいろ赤白黄緑が基本色(提供:)

私の狙い場は20mまでなので、黄色も緑色も認識させられ、あとは太陽光の関係だけで、曇天より晴天の方が私は好みです。エギのカラーは、赤黄緑白があれば、まず対応できます。どれが良いかはローテしながら探ってみてください。また、乗合船ならば釣れた人の色をチェックするのは近道です。

動き

次は動き、細かく大きくとコンビネーションで動かします。その速さや大きさはタコの機嫌次第ですので、ゆったりといろいろ試してみてください。動きの途中で止める喰わせの「間」が大事で、ここで乗ります。間が魔になるタイミングを作れば、フッキングします。集寄と呼ばれるワームやタコベイトなども有効で好んで使いますが、大きなものは潮の抵抗があるので注意が必要です。

4月下旬に実釣

なんと言ってもまだ4月下旬、時期尚早は百も承知ながら、食いしん坊の調査釣行です。8時前に潮止まりなので、その前後が時合いになるでしょう。はしりの時期に釣れ続くことは少なく、時合いに如何にマダコの出会いを作るかです。

300gマダコ登場

明石二見沖の例年の実績場をひとつづつ探っていきます。潮が緩み始め、ボートの動きが変化し始めると乗ってきました。水深15mの海底で、エギの動きを止めた「間」のあとに重みが出て、ニヤリとしながら効いてみると間違いなさそう。

明石沖マダコ釣りがシーズンイン【兵庫】エギタコ調査釣行では3杯と上々の釣果に※画像説明文入力位置※イモムシのようなワームを集寄に使用(提供:)

カウントダウンしながらしっかり乗せて、力いっぱいのアワセ、ズンと重みを感じる至福の瞬間です。初物は、300g程度のレギュラーサイズ、嬉しい1ハイ目です。

時合いに追加成功

続けて、同サイズの2ハイ目が乗ってきました。潮が止まると喰いも止まり、動き始めに追加の3ハイ目。数が出るほどではないので、ハリ外れのバラシは、特に悔しいので要注意です。エギに乗ったら、慌てず十分にしっかり抱かせ、大きくアワセ、巻き上げはスムーズに一定速度が肝です。

明石沖マダコ釣りがシーズンイン【兵庫】エギタコ調査釣行では3杯と上々の釣果に※画像説明文入力位置※タコホイホイから逃亡の機会を待つマダコ(提供:)

やがて、潮が速くなると喰いが遠のきます。早期の調査釣行では、これで十分で、食いしん坊は沖上がりをしました。どのポイントが良かったというより、時合いになったところで釣れた感で、僚船に聞いても、場所は違えど同じ時合いの時間帯で釣っていますので、場所もさることながら時合いです。

最終釣果

釣果マダコ300g前後の3ハイ。茹でて刺身、煮つけに、たこ飯と、昨夏以来の味わいに嬉しくて、ビールも進む晩ごはんでした。5月から乗合船も一斉に出てきますので、あちらこちら大賑わいが続くでしょう。

明石沖マダコ釣りがシーズンイン【兵庫】エギタコ調査釣行では3杯と上々の釣果に※画像説明文入力位置※レギュラーサイズ3ハイの釣果(提供:)

GW後の中旬には、水温も16℃になりマダコの動きも良くなり、不調がなく夏まで釣れるのを期待しています。シーズンのアベレージが5ハイとなれば上々と思ってのボート釣りで、食べてしまったらまた時合いを狙いに釣ります。

<丸山明/TSURINEWSライター>

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