6月21日(水)、神奈川県小田原市を流れる酒匂川で『鮎ルアー試釣会』が開催された。酒匂川漁業協同組合主催のこのイベントには、メーカー・釣具店関係者21人が参加。今年新設されたアユルアー釣り可能区間(足柄紫水大橋下限~富士道橋上限)で試釣を行なった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 本紙・岩下)
酒匂川で『鮎ルアー試釣会』
7時半、漁協事務所前に集合。毎日SNSで同河川の状況を配信している蛍田の松本釣具店代表・松本修さんによると「2日の大雨で増水し、やっと水が引き始め濁りが取れてきたばかり。まだ本流の石にはアカは付いていない様子。護岸のヘチにアカが付いているのでそこが狙いめ」とのこと。
招待されたメーカー・釣具店(遊漁券販売店)のスタッフたちが、思い思いのポイントをくまなくチェックしていく。フィッシング相模屋からは店長の平賀さん、アユに詳しいスタッフの内島さんが参加。
釣行の模様
二人とも漁協事務所前の上流の瀬肩からスタートし、内田さんは対岸のヘチに着くアユや川底のブロックに見える群れアユを狙って8尾ゲット。
一方、平賀店長は広範囲に石をチェックし、カニ横にルアーを動かして2尾。まだ石には新アカが付いているところは少なかった様子。
ノベ竿でも挑戦可能
護岸のヘチをテンカラ竿でルアーを引いていた松本さんは、小さめのルアーで8尾キャッチ。
また、事務所前の護岸のヘチにノベ竿でルアーを入れていたパームスの青木さんは、この日トップの12尾を釣り上げた。
当日の釣果
12時に試釣終了。コンディションがよくない状況下、釣果は10~18cm 0~12尾。全体では70尾の釣果で、小ぶりの天然アユが主体だった。
7月は広範囲で期待
この日は護岸のヘチのアカ狙い、ヘチ際にある石の群れ狙いで釣果が見られたが、7月は石に新アカが付き広範囲で期待できるだろう。
同漁協では育成アユの放流も随時行なわれており、こちらも釣れ始めれば楽しめそうだ。同組合のホームページやSNS(フェイスブック)などをチェックして、ぜひ釣行してほしい。
<週刊つりニュース関東版 本紙・岩下/TSURINEWS編>