カヤックタイラバ釣行で70cmマダイ 足漕ぎだからこそ魚探反応にロックオン可能

カヤックタイラバ釣行で70cmマダイ 足漕ぎだからこそ魚探反応にロックオン可能

「MIRAGE PRO ANGLER 12 WITH 360 DRIVE TECHNOLOGY」は、HOBIE JAPANから販売されている足漕ぎフィッシングカヤックの高性能モデルだ。今回は、プロアングラー橋口純平氏にこちらのカヤックを使った釣行の様子をレポートしてもらった。

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(アイキャッチ画像提供:DAIWAフィードテスター、HOBIEアンバサダー・橋口純平)

アバター画像 TSURINEWS編集部

船釣り シーカヤック

カヤックフィッシングは準備が重要

カヤックフィッシングは準備をしている時が1番楽しいかもしれない。カヤックに積むタックルを選び、船体に大きな傷や欠けがないかを確認する。水抜きで緩めたドレンプラグを締め、魚探のバッテリーを充電する。意外とやる事や確認する事が多い。出艇予定日に向けてゆっくり、しっかりと準備を進める。

そして、出艇前日の夜中に自宅を出て現地に向かう。今回は西伊豆へ2時間30分かけて移動し、現地で車中泊をして夜明け前に起床し、準備を開始する。カヤックはハイエースに中積みしているため、道具やタックルはほぼセット済みの状態で積んでいる。

車内からカヤックを引き出し、バルーンタイヤの搬送用ドーリーを装着し駐車場からゲレンデまで運ぶ。

夜明けを待つ間に、ドレンプラグが緩んでいないかを確認し、魚探の電源を入れる。視認性の良いフラッグを立てて、撮影用カメラの位置を調節し、落水感知デバイスの電源をいれる。現地の日の出時間に目視で日の出を確認して出艇する。

カヤックタイラバ釣行で70cmマダイ 足漕ぎだからこそ魚探反応にロックオン可能ホビーカヤックでポイントに向かう(提供:DAIWAフィードテスター、HOBIEアンバサダー・橋口純平)

いよいよ沖へと向かう

いよいよ、海に浮かぶ事ができたわけだが、沖に出るまでは細心の注意が必要だ。特に港が近い場所では航路には近づかないように注意する。

定置網のあるエリアでは夜明け前から操業している船もあり、瀬渡し船や、遊漁船、商業船も出船し始めるタイミングであるため動力船には絶対に近づかないようにするのが最低限のルールだ。

進行方向に人工物のない水平線を目指して漕ぎ進めていく。足漕ぎカヤックのHOBIEプロアングラーは軽い力で海面を滑るように進む。カヤックの紹介に関しては以下を参照いただきたい。

HOBIE JAPAN 公式ホームページ

カヤックを操りポイントへ

釣行日は6月7日。魚探の反応を見ながらポイントを探す。中層に小魚の層があり、その下にマダイらしき反応が現れた。

ドライブを反転させてバックブレーキでぴたりと反応の直上でカヤックを止める。マダイの好物であるタイラバをマダイと思われる反応の鼻先に落として巻き上げると、コツンと金属同士が衝突したような感覚がラインを通して手元に伝わってきた。

すぐにタイラバを落として巻き上げると、今度は竿先が海面に突き刺さるようにロッド全体が弧を描き、激しい抵抗と重みが伝わってきた。

マダイ特有の竿先を叩くような動きと、良いサイズを想像させる重みを感じながらやりとりを楽しむ。ジリジリとドラグが鳴り、ラインが引き出されていく。

寄せては離れを繰り返していくうちに、抵抗とラインの張りが弱くなり、魚が浮いてきているのが分かる。カヤックを始点にして潮下の沖側へラインが斜めになってきた事から、大型のマダイが自分の浮力で浮上してきていることが想像できる。

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