冬の寒ブリのシーズンが終盤となりいろいろな魚種が狙えるシーズンとなってきたが、私は春のヒラマサを狙うのはまだ2回目。友人たちは水面でルアーを動かして狙うキャスティングだが、私は道具がないためジギングで玄界灘のヒラマサを狙うことにした。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・宮崎勝太)
ジギング&キャスティング釣行
この日はチャーターなので基本的には自由にやりたい釣りができるのも普段と違い面白いところだ。朝のポイントに到着後、周りでは鳥たちが30羽近く飛んでいて時折海面に突っ込んで小魚を狙っているのがうかがえる。
友人たちはタックルを手に取り、鳥たちがいる方へキャストを繰り返す。私は真下にジグを落とす。魚探には時折反応がでているとのことだったので、その時がくるのを信じてシャクリ続けた。
ヒットもハリ掛かりせず
開始してしばらくすると友人のルアーに本命が着いてきて「モワッ」とルアーにアタックしてきた。しかし、うまくハリに掛からなかった。私は見ていただけなのに緊張感で少し疲れた。
春は産卵を控えており、普段より慎重になる本命が多いようでルアーのアクションやサイズがうまくハマらないとなかなか口を使わないそうだ。その後も何度かチャンスがあったもののヒットまで持ち込めない。
ジギングに5kg級ヒラマサ
移動を繰り返し水深が60mくらいのところで再開。水深が今までより深くなったこともありジグを160gに変更。落している途中で「今魚探の反応いいよ!食うかもよ!」と船長が教えてくれた。
一気に期待が高まり底に着底後、ワンピッチでシャクっていると一度ジグの重みが抜けるような感覚のあと、一気に「ゴンッ!」と重みが伝わってきて「ホントに食った!」と言いながらサオを曲げ本命とのやり取りが始まった。
まさかの船内ファーストフィッシュが私だった。待望のアタリだけにヒヤヒヤしながらも、強い引きがたまらない。上がってきたのは5kgほどのヒラゴだったが十分だ。ジグは達喜丸船長監修のジグ「ストライカー」で、やはりこの海でテストしてできたジグだけに間違いなかったようだ。
キャスティングにもヒット
キャスティングをしていた友人たちも、ぽつぽつではあるが確実に本命を釣り上げており、春マサを堪能している。