久々にちゃんとアジングしたな、という感覚が残る、この記事を書いている時点で昨日の夜の釣行。豆アジばかりだが、小気味よいアタリが連発して、しかも一度ストップしてからも、下げ潮でまた釣れた。型は伸びないながら、真冬、合計15尾と満足のいった大阪湾奥のアジング釣行をレポートしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)
当日の状況
この日は17時から大阪湾奥の釣り場に立った。数日の真冬日が続いて、この日は多少気温が高いとはいえ、北風3mをフォローで受けてしまうので、体感的には寒い。しかし海水温は15℃と、アジの反応としてはボーダーとなる海だ。できるなら釣ってみたい。
先日のメバリングで、表層のトレースでアジがちらほらと出たイメージを引きずっていた。しかし、巻きパターンは私の好むものではない。レンジを刻んで、フォールで「コン」というアタリを出させて釣りたい。16時の満潮から下げに差し掛かるタイミングを狙う。
ボトム上で反応する
まず、アジがどこにいるか?釣り場のコーナーに近い場所に竿を定めた。何よりもレンジを突き止めることが大事だ。セオリー通り、表層、中層、ボトム上を、丁寧にカウントを刻みながら探っていく。リグは、1gのヘッドに、2inch で、面が出るようなワーム。これで大体のアタリは見られる。いるとすれば豆アジ。このリグでは釣りきれないが、レンジを突き止めるにはいいボリュームだ。
すると、思った通り、ボトム周辺で小さなアタリが出た。あまり活性は高くなさそう。ヘッドとワームを極小サイズまで落とす。しかしこの群れ、困らせてくれることに、釣り座の足元直下でアタってくる。この位置は、ドラグが一番効きにくいので、難しいのだ。
ということで、少し横に移動して、角度をつけてサーチ。暗くなりきる前に1尾釣れた。
時合いから1時間半連打
ここから1時間半。約18時30分まで、ぽつりぽつりという感じではあるが、時合いと呼べるような状況が続いた。アタリは出たり出なかったりするが、角度をあっちこっちにつけて足元を釣っていくと、微妙にレンジがずれながら、10尾までなんとか伸びた。
9尾から最後の1尾はかなり遠くて、最後は本当に足元直下で出た。このアタリを突き止めてからは、釣り座を少し後ろに下げて、微妙に海から距離をつけて釣るという方法をとった。自分ながらナイスな状況判断である。
メバルが一切反応しない
この日は6.4ftのアジングロッドを持ってきた。15cm級の豆アジを足元直下で釣るには少し長めのレングス。なぜこいつを選んだかといえば、やはりキワのメバルに可能性をかけていたからだ。5ftでは相当やりにくいけれど、6ft台ならなんとかなる。
しかし、最近めっきりのメバル、今回の釣行では出なかった。正確にいえば、最後の最後で5cmくらいのサイズが出たのだが、今年のシーズン開幕の型を思えば、ほとんど釣果ともいえないようなやつである。あー、本当にメバルはこの3週間で難しくなったな。