今年の関東地方のカワハギ釣りは、サバフグとの戦いが続いていたが、相模湾では12月中旬すぎから海水温が18度程度まで下がり、フグの姿が急減。うれしい傾向に晴れとナギの予報が出た19日(月)、相模湾茅ヶ崎のまごうの丸へ釣行した。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)
まごうの丸でカワハギ釣り
出港1時間前に到着。三橋勇樹代表、女将とあいさつを交わして乗船手続きをすると、当日の釣り人は5人。私は空いていた左舷トモに席をいただいた。
6時半には全員が揃い、定刻よりも少し早めに出港。前日のシケの影響でウネリが残る海を徐行し、航程約15分でエボシ岩沖の水深30m前後の釣り場に到着。
天候は晴れ、風は西から1~2mと微弱だったが、海面には2~3mのウネリがあり、タナを合わせにくい状況。海は澄んだ青緑色で、伊豆半島から三浦半島方向へわずかに流れていて、カワハギ釣りにはいい潮だった。
仕掛けは、海底の起伏が激しいことを知っていたので、エダ間の広い3本バリで、下2本にアサリ、上1本にブラックタイガーエビの剥き身を装着した。
置き竿釣法で連続ヒット
7時に船長から「水深は33m、海底は起伏が大きいので根掛りに注意してください。はい、どうぞー」と投入OKの合図があり、エンジン流しで実釣開始。
最初の投入からアタリが出たが、キタマクラが2連発。2投目に、ウネリのアップダウンを利用して置き竿釣法をトライ。すると、これが見事にはまった。アサリに食い付いた本命が、船が持ち上がった勢いでハリ掛かり。幸先よく、船中1尾目となる17cmをキャッチした。
3投目もまったく同じパターンで16cmをゲット。約20分後、真剣に竿を手に持つと、キタマクラ率がアップしてしまった。静止したエサは、彼らにとっても食べやすいということだろう。
3流し目は置き竿釣法に戻すと、上バリのエビエサに15cm。この間に、右舷の3人も14~16cmを1~2尾釣り上げた。
27cm頭に良型登場
8時に、辻堂沖の水深25m前後に低い根が続く釣り場へ移動。約10分経過したところで、右前の若林さんに24cm級の良型。2流し目には、右胴の間の佐々木さんに20cm級。私はキタマクラと根掛かりに苦戦。タナを上げるとキタマクラ、下げると根掛かりといった具合だった。
9時、水深20m前後にツブ根が点在する釣り場へ移動。根掛かりからは解放されたが、鋭いアタリでトラギスが下バリによく掛かった。
移動から約15分経過したところで、ガン、ガンと本命らしい鈍いアタリ。聞き上げると、さらに強くガン、ガン、ガンと叩かれた。一番下のハリに掛かってきたのは24cmの良型。
その後、若林さんが船中最大の27cm、佐々木さんが26cmを釣り上げ、当日の時合いが訪れた。約30分後に流し換え後には、私が上バリのエビエサで22cmを追加。ここまで5尾でツ抜けできそうな感じ。