マルキユーインストラクター・吉田康雄のザ・チャレンジ!第7回はペレ宙で大型(40cm上)だけを狙うで、茨城県結城郡八千代町にある筑波流源湖で実釣完結編。ペレ宙で大型(40cm上)だけを狙うというテーマは果たしてうまく達成できたのか?
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
源流湖での実釣完結編
竿18尺タナ1本半、ペレ軽600㏄+BBフラッシュ200㏄+水200㏄(以下A)のブレンドでポツポツだがレギュラーサイズがヒットし始めたまではよかったが、狙っている40上はノーフィッシュ。
たまにそれっぽいサイズが釣れて検寸台に乗せてみるが、39cmとか38cm強などとノルマ未満。
「メジャーに載せなければ普通にいいサイズだと思うのですが、これでもやはりダメですか?」
ダメだよ!何を甘えてるの(笑)。ノルマはノルマ。きっちり守ってもらわないとね。
口が大きくて肩が盛り上がっているとパッと見は40cm超に見えても、意外に寸足らず。だったら長寸ではなく1枚の重量(たとえば1kg以上)をノルマにすればよかったのかもしれないが、今回は痩せていようが何だろうが長寸一択。ゆえに吉田の釣果はいまだにオデコだ(笑)。
ヒット率を上げる。アタリをもっと増やす。そういった対応なら、いつもの手順を踏めばいい。しかし今回はそうではない。そこで吉田は釣れているエサに見切りをつけて、同じペレット系でもやや強めのエサに切り替える。ブレンドはペレ軽400㏄+カルネバ200㏄+もじり200㏄+ペレ道100㏄+水250㏄(以下B)。
これまでのエサとどう違うの?
「重さですね。少しですがAよりもBのほうが重めで塊感も強めです」
待望の40cm超え手中
エサを替えたと同時にウキもワンランクサイズアップ(吉田作フォルテ3→4番)し、よりタナまで速くエサをナジませるようにする。
タナは同じく1本半で9時20分に再開。するとその1投目で、これまでよりも若干大きいかなと思える背っ張り良型がヒット。念のため検寸台に乗せると、これが泣きの40cm超。
おめでとう!40.5cmだね。これでようやくオデコ脱出だね。
記者の声が大きかったのか、対岸にいた吉田の知人がそれを聞いてビックリ。
「吉田くーん、まだオデコだったの?」
「はい。記者さんが40cm以下はカウント外だって言うので」
「それはたいへんだ(笑)。頑張ってね」
ところがこの1枚を最後に、釣れども釣れどもカウント外ばかりとなってしまった。晴れ間が見えてきて魚の活性が上がり、やや小型の魚が口を使いだしたのも要因の一つか。
「うーん……。困りましたね」
最強のペレ宙
釣れてるのに困ったと言うのもおかしな話ではあるが、この日に限っては吉田の釣果はいまだ1枚。両目も開いていない状況だ。
「こうなったらボクの中では最強レベルのペレ宙をやってみるしかないですね。久しぶりなので果たして通用するのかどうかも分かりませんが」
久しぶりとは?
「近年はペレ軽やペレ道など麩系ペレット主体のペレ宙オンリーだったんですが、昔はペレット顆粒に白いエサだけを使ったペレ宙をよくやったんですよ」
新ペレでしょ?すでに廃盤になった?
「ですです。でも今は新ペレがないので、粒戦細粒を使ってやってみますね。ブレンド比率が正確には分からないので、ちょっと時間をください。必ず合わせますから」
なお、このエサ変更に合わせてウキも4番からシリーズ最大サイズの6番に変更。ハリスも2535cmとかなり短くする。