8月27日は奈良県の十津川村へ渓流ルアー釣行。シーズン終盤に26cmの良型アマゴを手にすることができたので、このときの様子をレポートしたい
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター奈良鱒兵衛)
旭川中流部へ入渓
8月27日、シーズン終盤に差し掛かる頃に良型のアマゴを狙おうと、奈良県十津川村の渓流へ出掛けることにした。自宅を午前4時に出発、国道168号線で十津川村へ向い、今回楽しもうと思う旭川沿いの道に入ったのは6時前とすっかり明るくなっていた。十津川本流から上ってくると思われる良型アマゴを狙うため、今回は旭川の中流部から釣り上がることにした。
当日のタックル
簡単に朝食を済ませタックルの準備をすることにする。今回のタックルは、やや川幅があるのでトラウト用ロッド6ftを選び、ナイロンの4lbを巻いた2000番のスピニングリールをセット、ルアーは最近お気に入りのバルサで作られたハンドメイドミノー5cm、カラーはチャートヤマメを選んだ。
カワムツに苦戦もアマゴゲット
6時30分に準備も出来たので河原へ降りるが、少しヒンヤリとして気持ちがいい。川の様子も夕立などもあるのか、やや水位は高いがとてもクリアで綺麗だ。早速アマゴが付いていそうなポイントを中心にルアーを通してくると、少しして反応がありヒット。引きの感じか違うと思えばやはりカワムツだ。
更に釣り上がって行くが、対岸の岩盤際等にアプローチして着水と同時に数匹の魚影が反応するがヒットするのはカワムツばかりだ。しばらくはカワムツの猛攻で半ば今日はカワムツゲームになるかと諦めかけていると、少し小さいが綺麗なパーマークのあるアマゴがヒット。小さいものの本命が釣れたことは嬉しいが、いつの間にかシーズン終盤の良型を狙う話からはかけ離れてしまっている。
渓流でコーヒーブレイク
随分カワムツと遊んだので、数年前に尺アマゴを手にした淵の手前で少し休憩をすることにした。アウトドアブームでよくSNS等で色々な場所でコーヒーを飲んでいるシーンを見かけるが、私が楽しんでいる渓流で静かにコーヒーが飲めるのも渓流釣りの特権かと思う。
釣を再開して期待していた淵に臨むが、見事に反応がない。想定内だが仕方がないので上流へと向かった。いぜんカワムツがよく反応してくれるが、時折小さいがアマゴもヒットするなど少しずつ状況がかわってきたように思える。
思わぬ場所で良型26cm
そうしていると集落やキャンプ場がある場所に差し掛かった。朝が早いので人は居ないが、場が荒れていると思いルアーを軽く通すだけで移動していると、水位が少し上がっているためにできたような小さな流れがあった。特に期待もしないでルアーを通してみると、ゴンっと強いアタリがあり一気に下流へ走っていった。
軽めにしているドラグがも悲鳴をあげてラインが出ていくのを、ドラグを調整しながらランディングしたのは、26cmで体高があり立派な顔つきのアマゴだ。喜びのあまり声が出てしまうほどである。尺には少し足りないがしばらくこのサイズを手にしてないのでとても嬉しい。ヒットしてくれた事に感謝してリリースした。
この辺りで退渓しようかと考えていたが、もしかしたらこの先にまだ良型がいるかと思えば釣り上がるしかないと思い更に登ることにした。この辺りからカワムツが減ってきたが少し厄介なブヨが増えてきた。時折ヒットするアマゴも20cmクラスも混ざり十分楽しい。しかし次第に足腰も疲れたので昼前に川から上がり帰ることにした。